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【日本の野菜は安全?】農産物の農薬問題、身体への影響は?農薬の落とし方

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野菜を選ぶとき、国産野菜を選ぶという人も多いかと思いますが、
果たして、日本の野菜は安全なのでしょうか?

実は、日本は農薬使用量世界トップクラスで、農薬大国なのです。
加えて、日本の農薬使用基準は、
世界と比較すると、きわめて甘いようです。

残留農薬のついた野菜を食べても、すぐに健康被害がでるわけではありませんが、
蓄積していくことで、アレルギーなどの原因になるとの指摘もあります。

残留農薬をあまり気にしすぎるのもよくないですが、
日本の農薬使用の現状と、考えられる健康被害、
出来るだけ農薬を摂らないようにする方法も
知っておいたほうがいのではないでしょうか?

 

農薬のどんなところが問題なの?

農薬の問題は、大きく分けて以下の3つの点があげられます。
①健康被害
②環境への悪影響
③海外で禁止されている農薬が日本では使える
があげられます。

①健康被害

農薬を散布したり、野菜に残る残留農薬が身体に入ることで考えられる健康被害
・子供の脳の発達に害がある可能性が指摘されている
・ガン
・神経系や免疫系へ悪影響
・ホルモン異常への関連性

残留農薬のある野菜を食べ続けると
体内に蓄積されていって、
めまいや吐き気、皮膚のかぶれや発熱、だるさを引き起こすなど、
人体に悪影響を及ぼすとされています。

ネオニコチノイド

農薬の中でも特に問題になっているのが、ネオニコチノイド系の農薬です。
ネオニコチノイドは、人や自然の生態系への影響が強く懸念されています。

ネオニコチノイドは、
昆虫の脳や中枢神経内にある神経伝達物質アセチルコリンの正常な働きを妨害し、
異常興奮を引き起こして死に至らしめる神経毒で、
日本でも稲作や野菜・果物の栽培に広く使われています。

ネオニコチノイドの問題点
・トンボやカゲロウなど害虫以外の昆虫、野鳥、魚、哺乳類の繁殖に、
重大な影響を与えている可能性が明らかになってきました。
・発達障害児の急増との関連が指摘されています。

 

ネオニコチノイド系農薬・有機リン系農薬はこどもの発達障害の原因

 

 

②環境への悪影響

生態系を破壊する

ネオニコチノイド系農薬が、
ミツバチの大量死に深く関与していることが裏付けられました。
EUでは2018年ネオニコ3種が全面禁止に、
フランスでは2018年からネオニコの全種類が使用禁止になりました。

最近、とんぼを見かけなくなりました。
ミツバチの大量死と同じで、農薬によりとんぼをはじめとした
昆虫類の激減が起きているそうです。
昆虫には大切な役割があります。
・農作物や植物の花粉の媒介者、
・害虫の天敵、
・土壌の栄養をリサイクルする存在です。

昆虫は、地球上の生態系の中でとても大切な役割を持っています。
植物の受粉を助ける虫が居なくなれば、
受粉しないために植物は実をつけず、
種を作らないために枯れ果ててしまいます。
人類は、食べるものがなくなってしまうかもしれません。

農薬による土汚染

農薬が土にしみ込むことで、土だけでなく水までも汚染されてしまいます。
畑にしみ込んだ水が川に流れ、
川の生物が死に、
海まで流れ、今度は海の生物も影響を受けます。

農薬による水の汚染

日本では、大量の化学肥料と農薬が使われており、これらが水を汚す原因になっています。
川では、
田んぼの微生物、植物、河川の魚や鳥類が減り、

海では、
窒素やリンは、植物プランクトンのえさとなり、赤潮などが大量発生する原因になります。

 

③農薬に対する日本の規制のあまさ

日本から海外へ農産物を輸出する際、
農薬残留基準が緩かったり、未登録の農薬を使っているため、
不合格とされて輸出できない事例が多く報告されているようです。
そのため、海外輸出用の農産物は、農薬の基準を厳しくして作っているということです。

海外で禁止されている農薬の健康被害

クロルピクリン
(欧州では全廃)
・1971年8月7日に大阪府堺市にて、農地にクロルピクリンを主成分とする農薬散布を行った結果、周辺の住宅地で80人の住民が吐き気や目の痛みを訴え、1人が意識不明の重体に陥った。
パラコート
(EUは2007年に域内での使用を禁止した)
・強い毒性に加えてパーキンソン病との関連が疑われる
ネオニコチノイド系農薬
(EU、米国、韓国で禁止)
・こどもの発達障害の原因
・認知症リスクが増大する

 

 

日本の農薬使用

なぜ日本では農薬の使用量が多い?

日本の農薬使用量は世界でもトップクラスです。
日本で農薬使用量が多い理由は
・高温多湿の気候環境で害虫や病気が発生しやすい
・見た目の悪いものは売れない
などの理由で、日本の農薬使用量が多くなっていると考えられます。

日本の野菜に対する海外の評価

ヨーロッパでは日本に渡航する際、以下のようなパンフレットを渡されるそうです。
「日本へ旅行する皆さんへ。日本は農薬の使用量が極めて多いので、旅行した際にはできるだけ野菜を食べないようにしてください。あなたの健康を害するおそれがあります」
≫日本人だけが知らない!日本の野菜は海外で「汚染物」扱いされている

 

お茶の残留農薬に注意

茶葉は収穫後には一切洗われず、そのまま蒸されて製茶工程に入ります。
野菜のように、農薬を水で洗い流せません。
緑茶は健康にいいというイメージがありますが、
飲み過ぎると、農薬も一緒に摂ってしまうことになるようです。

日本のお茶からは、100%ネオニコチノイド系農薬が検出されたということです。
茶葉もペットボトルのお茶も、全種類からです。

≫プレジレントオンライン2021/01/12日本の基準はゆるすぎる」緑茶の飲みすぎは”農薬中毒”を引き起こす

 

農薬を避ける方法

旬の野菜を食べる

その季節に採れる野菜は、農薬の量が少なくてすみます。
旬の野菜を覚えて、出来るだけ季節の野菜を食べるようにしましょう。

<オールシーズン収穫可能な野菜>
・もやし
・菌床栽培のきのこ(室内育ちのきのこ)
えのき、エリンギ、しめじ、マイタケなど

夏~秋のキャベツはヤバイらしい!

私は、キャベツは1年中採れる野菜だと思っていました。
1年中出回っているし、価格も安定していて、
節約生活には欠かせない野菜です。
でも、本来キャベツの旬は、春と冬だそうです。
秋ごろに種をまき4~6月に収穫するキャベツ
夏に種をまき11~3月に食べごろを迎えるキャベツが、
本来のキャベツの旬だということです。

もともとキャベツは冷涼な気候(15~20℃)を好み、
夏場にはなかなか栽培が難しい野菜だということなんです。
品種改良が進み、夏キャベツの栽培が可能になったとの説もありますが、
季節外の野菜を育てるには、多くの農薬が使われるため、
夏~秋のキャベツは食べないほうがいいということなんです。
虫の害を防ぐためには、3日に1回農薬をかけているという話も聞きました。
確かに、夏場は虫が多いですものね。

7月~10月までのキャベツは農薬が多い。
キャベツを食べるのは、
11月~翌6月くらいまでと覚えておきましょう。

たま~に、まずいキャベツにあたることがあるんですけど、
それは、秋キャベツだったのかもしれません。

 

野菜はよく洗ってから食べる

残留農薬をできるだけ摂取しないためには
一番の対策は、よく洗うということです。

●レタスやキャベツなど結球野菜は
一番外側の葉に農薬がたくさんついているので1枚捨てる

●流水で洗う
水でしっかり30秒洗います。
水溶性の農薬の場合は、水と一緒に溶けて流れてくれます。
特にトマトやきゅうり、イチゴなどは流水でよく洗います。

●つけ置き洗い
水を流し続けながら洗います。

●下茹でする(茹でた水は捨てる)

●市販の農薬対応洗剤を使う

 

無農薬、減農薬栽培の野菜を食べる

”無農薬野菜”と検索すると、
自分の住む地域で手に入る無農薬野菜の情報が手に入ります。

全国宅配の有機野菜や無農薬野菜もあります。
≫子どもたちへの安心コース! 大地宅配の「お試し野菜セット」

自分で野菜を作って食べる

ちょっとハードルが高いかもしれませんが、
ベランダでも、ネギやハーブ類などのちょっとした野菜は出来ます。

 

「オーガニック野菜」「有機野菜」「無農薬野菜」の違いは?

呼び方 定義
オーガニック野菜 農薬や化学肥料に頼らず、太陽・水・土地・そこに生物など自然の恵みを生かした農林水産業や加工方法をさします。
有機野菜 種まき、または植え付け前2年以上農薬・化学肥料不使用の畑で栽培され、かつ認証機関による「“有機JAS認証”を受けた農産物」のこと。
無農薬野菜 農薬を使わずに栽培された野菜のことですが、有機野菜との違いは国が定める規格がないということです。
そのため化学肥料を使ったり、土壌に農薬を使用している可能性があります。

オーガニック野菜はなぜ値段が高い?

通常の野菜に比べて手間がかかるため、
消費者の手に届くまでに、値段が高くなってしまうようです。

 

農薬がないとどうなるの?

全く農薬を使わなかった場合、
それはそれで問題も出てくるようです。

農薬がなかったら?

農薬を使わないと、
病害虫や雑草の被害により、収穫が皆無になったり、
収量が大幅に減少する作物もあります。

残留農薬に関しては過剰に心配する必要はない?

最後に、農薬は心配ないという見方もあることを伝えておきます。

・適切な量を守って使っていれば安全
・残留農薬の量は出荷時の検査で厳しくチェックされており、
健康に問題が無い量の食材のみが出荷されている。
・毒性試験や自然界への残留試験など多くの試験項目が追加され、人に対する毒性が弱く、残留性の低いものが農薬として認められ、使用されている。

 

まとめ

日本の農業は、各国と比較して、多くの農薬が使われています。
農薬の使い過ぎは、
人に対しての健康被害、
生態系の破壊、
など多くの問題を生み出します。
また、日本は農薬に対して規制が緩すぎることが問題にもなっています。

原因不明の体調不良は、
もしかしたら農薬と無関係ではないのかもしれません。
また 農薬をたくさん使っている国ほど、
発達障害が多いというデータもあるようです。

全ての農薬を避けることは出来ませんが、
出来るだけ残留農薬を身体に入れないためには、
旬の野菜を食べることや、
野菜や果物はよく洗って食べることが大切になってきます。

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