冷蔵庫の中の卵
気付いたら、まだ何個も残っているのに、
消費期限間近という経験はありませんか?
捨てるのは嫌だし、
かといって一度に食べきるのもちょっと無理かも・・・
そこで、冷凍して味が変わるかどうか試してみました。
以前卵焼きを冷凍したことがあるのですが、
まずくはないけど、美味しくもないという微妙な味でした。
今回は、錦糸卵と炒り卵を作りました。
ゆで卵の白身は食感が変わってNGだそうです。
・一人暮らしで卵の消費に悩みがちな人
・卵を買う時6個パックか10個パックかで悩む人
・忙しくて作り置きおかずをストックしたい人
・タンパク質摂取不足に悩んでいる人
錦糸卵
①卵3個使って錦糸卵を作ります
②冷凍します
ビニール袋に薄く広げて、密閉すると、
パラパラ冷凍になり、使う分だけ取り出せます。
フリーザーバッグよりも、
ビニール袋+袋クリップのほうが、コスパがいいです。
③解凍して、食べてみます
冷凍3日目、冷凍庫から出した状態 ↓
うっすら霜が付いています。
自然解凍10分ほどで食べられる状態になりました。
食感は、殆ど変わっていませんでした。
冷凍庫にいつも錦糸卵があると、
そうめん、散らしずしのトッピングや
和え物にサッと使えます。
炒り卵
同じように炒り卵も冷凍してみました。
錦糸卵と同じで、冷凍しても
食感は殆ど変わりませんでした。
炒り卵は、砂糖で味付けすると食べやすいです。
朝食に炒り卵を食べる時も、解凍のみなのでとても簡単です。
生卵の冷凍はお勧めできません
殻ごと生卵の冷凍は、菌が繁殖して食中毒のおそれがあるため、
しない方がいいです。
卵は、殻の中に入っている状態では、菌の繁殖が抑えられるけど、
卵の殻が割れてしまったら、菌の繁殖が始まります。
生卵を冷凍すると、中身が膨張して殻が割れるため、
保存状態は、あまり良くないのかもしれませんね。
冷凍状態では、菌は死滅するわけではなく、休眠状態なので、
解凍するときに、菌が増殖することになります。
卵の疑問?
消費期限は、冷蔵保存で安心して生で食べられる期限です。冷蔵保存されていれば、加熱調理で問題なく食べることが出来ます。
冷蔵庫のドアポケットは、開閉の度に振動したり温度変化の影響も受けやすいので、冷蔵庫内の棚においたほうがベストです。ただし、奥の吹き出し口の近くでは凍ることがあるので注意します。
生卵を割ったとき卵黄についている白いひも状のものはカラザ「chalaza」というもので、直訳では「卵帯」です。
常に卵黄の位置を一定に保つための組織で、成分はたんぱく質で特に多くのリゾチームが含まれています。
このリゾチームは細菌を溶菌する作用があり食品保存に利用されています。
卵を割った時に卵黄の表面に血が付着していることがあります。
これは血玉(血斑卵)と呼ばれるもの。
なぜたまごに血が混じってしまうのでしょうか?
卵を産み始めた産卵生理の整わない若いニワトリや、外気の急激な変化や大きな物音のようなストレスを一時的に受けることによって、卵巣もしくは輸卵管の毛細血管が切れてしまい流血します。
これが卵の形成時に混じってしまい、血卵となってしまいます。
食べること自体に問題はありませんが、気になる場合は取り除いてから食べるようにして下さい。
まとめ
卵料理(錦糸卵、炒り卵)の冷凍保存は、
食感が殆ど変わらないということが分かりました。
これなら、まとめて作って冷凍保存したほうが、
手間が省けていいと思いました。
体調が悪くて食事が作れない時にも、良さそうです。
また、卵の消費期限がせまっている時も、
あわてずに済みそうです。