将来の為に貯金をしたい人
今ある貯金を減らしたくない人
節約を頑張りたい気持ちはあるけど、
どういうふうにしていったらいいか分からない
そんな人に向けて
私が実際に7万円生活を始めたきっかけと
月7万円以内で生活出来るまでの方法をまとめました。
目次
一人暮らしの平均生活費は?
一般的に一人暮らしには、どれくらいの生活費がかかっているのでしょうか?
一人暮らしに必要なお金は、
家賃、食費、光熱水費、通信費などがあげられます。
家賃が高い所に住めば、それだけ一人暮らしにかかる費用も高くなります。
総務省統計局の家計調査(2019)によると、
一人暮らし(単身世帯)の1ヵ月間の平均支出は
163,781円となっています。
≫一人暮らしでの生活費はいくら必要?目安と節約に必要なことを費用別に解説
一人暮らし項目ごと1ケ月の平均
一人暮らし平均 | 内訳 |
---|---|
家賃 | 家賃平均4万7,638円(勤労者世帯のみの平均) 家賃は、都市部では高く、地方では安い傾向にある |
食費 | 単身世帯の1カ月の平均食費は40,331円。 男性平均 44,466円 女性平均 36,729円 (2020年政府が公開した統計による) |
電気代 | 5,700円 |
ガス代 | 3,000円前後 |
水道代 | 2,142円 水道料金の設定は地域によって差がある |
通信費 | 一人暮らしの通信費(スマホ+インターネット代)の相場は、 男性10,800円、 女性9,800円 |
いかがですか?
自分と比べてどうでしょう?
私の感想としては、
一人暮らしで、食費に4万はちょっとかかりすぎの感じがします。
この表の他にも、交通費、交際費、被服美容代などは、
それぞれで違ってきます。
一人暮らしで月平均163,781円かかるものを、
月7万円で生活すると、通常の半分以下で生活することになります。
それなりの工夫が必要になってきますね。
7万円生活のきっかけは、貯金が減っていく不安
これまでは、
特別贅沢しているわけではないし、
体調を維持するために、食費は削れない
生活に必要なものにお金を使うのは仕方ないと思って暮らしてきました。
でも ふと気が付けば、預金が減り続けています。
このままでは、もし長生きした時が不安になってきます。
経済的な不安を消す方法は2つです。
1つめは、収入を増やす。
2つめは、出費を減らす。
私は、病気があって外に働きに行くことは無理です。
だから、私に今すぐに出来ることは
2つめの出費を減らすことです。
私と同じように病気があって働けない人、
働きたくても仕事がない人、
年金で生活している人、
貯金を減らしたくない人
これから貯金を増やしていきたい人は、
7万円生活を目指してみてください。
将来の安心につながるかもしれません。
月7万円生活の始め方
月7万円で生活する方法
ステップ① ”7万円で生活するぞ~”と決心する
ステップ② 家計簿をつけてみる
ステップ③ 何にどれくらい使っているかを把握する
ステップ④ 無駄なお金の使い方がないか?
削れる所がないか検討する
ステップ⑤ 7万円に収まるように予算を立てる
ステップ⑥ 予算内で収まるようなお金の使い方をする
(最初は無理でも、少しづつ7万円で収まるように挑戦してみる)
今月は7万円生活をクリアできたか?出来なかったか?
ゲーム感覚で行うと、楽しみながら出来ますよ。
出来たら、嬉しいし、
出来なかったら、改善点がないか捜すようになります。
月7万円生活は、
まず、”7万円で生活してみよう!”と決心するところから始まります。
私が7万円で生活しようと考えたのは、
障害年金(腎機能障害)が月7万円だからです。
月の生活費を7万円でまかなえると、
貯金の減りを気にしなくてよくなります。
最初は7万円で生活するなんて、無理と思いましたけど、
続けていくうちに、コツを掴んできました。
まず 私が最初にしたことは、家計簿をつけてみました。
何にどれくらい使っているのか、大まかなお金の流れを知ることと、
無駄な出費がないか探る所から始めました。
家計簿をつけるということは、現実を見るということです。
普段から贅沢はしていないつもりでしたけど、
自分では自覚していなくても、やはり無駄な買い物はありました。
7万円で生活するなんてとても無理という人は、
まずは10万円くらいから始めて、
徐々に金額を減らしてみる方法もありますね。
我が家の7万円生活内訳(2021年11月分)
我が家の2021年11月生活費
金額 | 内訳・備考 | |
①住居費 (分譲マンション) |
28,700 | ・管理費+修繕費 10,700円 ・固定資産税 9,000円(月平均) ・駐車場 9,000円 |
②健康保険税 | 2,100 | |
④通信費 | 7,181 | ・NTT 3,253円 (フレッツ光ネクスト含む) ・プロバイダー料金 756円 ・スマホ代 3,172円 |
⑤光熱水費 | 7,599 | ・電気 2,429円 ・ガス 2,492円 ・水道 2,678円 |
⑥医療費 | 800 | 市の医療費補助あり |
⑦食費 | 11,674 | |
⑧日用品 | 478 | |
⑨介護サービス費用 | 2,427 | |
⑩警備会社契約 | 3,078 | |
⑪ガソリン代 | 2,500 | |
⑫髪カット代 | 1,200 | |
⑬その他(病友会費) | 700 | |
合計 | 68,437 | 1,563円余りました |
【住居費】賃貸か持ち家か?
賃貸と持ち家どちらが得か?は永遠のテーマですが、
7万円でやり繰りしながら、家賃を払っていくとなると少々厳しいですね。
持ち家の場合
大きなローンを抱えるのは、精神的に負担ですし、
失業や病気でローンが返せなくなる事態だってあるかもしれません。
一戸建ては、古くなってくると補修費がかさむようです。
計画的に補修費の積み立てをしていないと、たいへんなことになる可能性もあります。
また、古くなって住めなくなった場合、
解体費用もかなりかかります。
賃貸の場合
一方、賃貸は安い所でも、ある程度の家賃が発生します。
何らかの事情で住み替えをしなければならない場合に、
無職や高齢者では、貸してもらえないリスクもあります。
介護費用
現在週2回の家事支援(掃除・ゴミ捨て)をお願いしています。
体が不自由になってくると、介護費用もかかってしまいます。
もう少し不自由になると、通院のためのタクシー代などもかかってきます。
やはり、貯金は出来るだけ減らしたくないですね。
警備会社との契約
警備会社に鍵の預けと緊急時連絡の契約をしています。
もしも鍵を紛失した場合、すぐに対処してもらえます。
一人暮らしで一番の心配事は孤独死です。
孤独死した時、
鍵が開かないと大騒ぎになりたくないこともあり、
安心料として、契約しています。
また 緊急時には、ボタンを押すと駆けつけてくれるシステムにはなっていますが、
幸いまだ使ったことはありません。
警備会社との契約は、夫の病気が発覚したとき、夫が契約してくれたのもあり、
そのまま契約を続けています。
月7万円で生活するには予算を立てる(主に食費)
食費、日用品は予算を立てる
食費や日用品費は、月の予算を立てて、
予算内に収まるように努力しないと、
際限なく使ってしまう可能性があります。
家計簿をつける前は、月に2万円前後の食費がかかっていましたが、
少しづつ節約のコツを掴んで、
1万2千円くらいまでに収めることが出来るようになりました。
日用品は、トイレットペーパーやティッシュペーパー、洗剤類などですね。
主に生協で購入しています。
週ごとに予算を決め、予算の範囲内に収まるように買い物をします。
生協のいい所は、計算しながら計画的に買い物が出来るところです。
食費+日用品の予算
予算 | |
1週目 | 1,500円 |
2週目 | 1,500円 |
3週目 | 1,500円 |
4週目 | 1,500円 |
米購入予算 | 2,000円 |
スーパーでの購入予算 | 3,000円 |
合計 | 11,000円 |
食費を抑えるコツはコスパのいい節約食材を購入すること
少ない予算内でやりくりするためには、
買い物もよく考えながら慎重にしないといけません。
必要なもの、必要でないものをよく考える
安いからという理由だけで買って、
結局使いきれなくて捨てるなんてことになったら、
節約の意味がありません。
コスパのいい節約食材を買う
ただ単に安いだけでなく、量もあることが大切です。
100g当たりの単価を意識しながら買い物をすると、
この値段でこの量は安いとか高いとかが分かるようになります。
>>【節約食材コスパランキング(100g単価)】安くて量が多いお得食材
節約を意識するようになって買わなくなったもの
・パン
・お菓子、アイスクリーム類
・ジュース類
・マヨネーズ、ケチャップ、ドレッシング、ソース類
・カップ麺
がありますが、何だかそれらのものを体に入れなくなってから
すごく体調がよくなったように感じます。
たまに甘いものが食べたくなったときは、
手作りケーキを焼いています。
家計簿をつけることで出費が減らせる理由
家計簿はあなどれませんよ~。
家計簿をつける前は、毎月平均で3万円ほどの赤字を出していました。
月3万円の赤字だと、年間で36万円の赤字です。
貯金の減りが早くなるはずです。
2019年から家計簿をつけ始めたのをきっかけに、
無駄を見直しました。
家計簿をつけ始めてから赤字が一気に減った
家計簿をつける前の2018年は、
年間 360,000円
月平均 30,000円の赤字でした。
家計簿をつけ始めた年の2019年は、
年間 209,492円
月平均 17,000円の赤字で済みました。
2020年は、
年間 44,493円
月平均 3,703円の赤字で済みました。
2021年は、なんと赤字なしです。
それどころか270円の黒字に転じました。
2022年は、予算的には60,000円の黒字予定。
月65,000円で生活する予定です。
月平均赤字額 | 年間赤字額 | |
家計簿をつける前 | 30,000円 | 360,000円 |
つけ始めた年(2019年) | 17,457円 | 209,492円 |
つけ始めて1年後(2020年) | 3,707円 | 44,493円 |
つけ始めて2年後(2021年) | 0 | 0 |
この調子なら、貯金の減額をずいぶん抑えられます。
家計簿はエクセルを使うと楽です
家計簿は、ただ単に使ったお金を記入するだけでは、
何の意味もありません。
月単位、年単位の集計を出さなくては、
お金の流れはつかめません。
家計簿がめんどくさいと感じるのは、集計を出すときの計算です。
家計簿をつける場合、
紙媒体の家計簿に記入する方法や、
アプリを使う方法などがありますが、
やはり集計が面倒に感じます。
PCを持っている方は、
エクセルでつけるのが一番簡単です。
計算式さえ入れておけば、
いちいち面倒な計算をしなくて済むし、
月単位、年単位のお金の流れが
一目瞭然です。
また 予算を立てるのも簡単です。
家計簿は各家庭ごとに、項目も違ってくるので、
自分の家庭にあったオリジナルの家計簿を作成できます。
まとめ
一人暮らし7万生活をしてみて、
無駄や節約にずいぶん目が行くようになりました。
必要なもの、必要でないものをきちんと判断して、
衝動買いをしないことを心がけるようになりました。
あれこれ工夫して、7万円以内で生活出来た月は、
課題をクリアできた感覚で、すごく達成感があります。
7万円生活も3年続けると、だんだんコツを掴んで楽しくなってきました。
何も考えず、ボーッと生きていた時よりも、
頭と体を使うという意味で、生活に張りが出てきました。
節約は、生きる目的のひとつになりつつあるようです。