何となく身体の調子が悪くなったり、
ときにはガンを発症する原因にもなります。
特に輸入小麦は、パン・お菓子・麺類など何にでも使われています。
輸入小麦は、使われている除草剤、殺虫剤、防腐剤などに問題があり、
いろいろな危険性が指摘されています。
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目次
輸入小麦は何に使われている?
輸入小麦は、ほとんどの人が毎日食べています。
どんな所に出回っているのかというと、
・普通に市販されているパン
・学校給食用パン
・菓子類
・麺類(うどん、ラーメン、パスタなど)
です。
輸入小麦の何が危険?
輸入小麦の主な問題点は以下の2つです。
①除草剤の”ラウンドアップ”が使われている
(主成分のグリホサートは、発がん性、腸内細菌を殺してしまうことが指摘されている)
②ポストハーベストの問題
(収穫後の作物に直接かける殺虫剤や防腐剤)
ラウンドアップ(グリホサート)の問題点

ラウンドアップとは?
・モンサント社(ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤を開発)の除草剤
・主成分は、グリホサートという化学物質
・農家が「枯れ葉剤」と呼び、あらゆる植物を枯らしてしまう農薬
日本でもラウンドアップは使われていますが、
それは、雑草を枯らすためのものであって、
収穫前の食べ物に直接かけるような使い方はしていません。
輸入小麦にはグリホサートが残留している
日本の国内で1年間に食べられている小麦のうち、
国内で作られているのはわずかに13%で、
残りの87%は輸入にたよっています。(関東農政局)
多くはアメリカ、カナダからの輸入で
市販食パンのグリホサート残留調査では、
13品のうち9品から検出されましたが、
国産小麦の食パンからは検出されませんでした。
輸入小麦の大半はプレハーベスト後に収穫されるため、高い確率でグリホサー
トが検出されると考えられます。
国内で販売される小麦製品の約7割から
モンサントの除草剤「グリホサート」検出昨年から今年にかけて、
「農民連食品分析センター」が日本国内で販売されている
小麦粉やパン、パスタなど小麦製品の農薬残留検査を行ったところ、
そのほとんどから農薬の成分グリホサートが検出された。
国内産の小麦からは検出されていないことから輸入小麦に原因があると思われる。グリホサートは2015年にWHOの専門機関によって発がん性物質に分類され,
その後米国において3件の訴訟で非ホジキシリンパ腫の原因物質として認定されている。(※8月11日にはアメリカでモンサント側にラウンドアップ使用で末期がんになった男性に320億円の支払いを命じる評決が出た。
”除草剤で末期がんに、米裁判 モンサントに約320億円の支払い命じる陪審評決”農民連食品分析センターがグリホサート残留検査を行ったのは、
市販の小麦粉やパスタなど24商品、パン15商品。検査した商品のうち、
小麦粉類17商品中13商品、
パスタやマカロニ4商品中3商品、
シリアルやパン粉3商品中2商品からグリホサートが検出された。
輸入小麦が、これだけ多くの食品に使われていると、
全ての輸入小麦を避けることは難しいですが、
出来るだけ、食べる機会を減らしたり、
食べる場合も、リスクを考えながら食べるというふうに
するのも、ひとつの方法ですね。
グリホサートの危険性
●発がん性
・2015 年 に「国際がん研究機関(IARC)」が
「おそらく発がん性がある」と発表
・ラウンドアップのせいでガンになったとアメリカでの訴訟金額2200億円
●腸内の細菌を多剤耐性菌にする
抗生物質と同じように、腸内の細菌を多剤耐性菌にするという指摘もあります。
そうなると必要な手術が出来なくなる可能性もあります。
●孫、ひ孫の時代にいろいろな障害が起こる可能性
動物実験では、孫、ひ孫の時代にいろいろな障害があらわれています。
(腫瘍、生殖機能不全、肥満、睾丸や卵巣の病気が増加)
●催奇形性(胎児に奇形が起こる危険性)
●パーキンソン病の発症とも関連が指摘されています。
●その他身体への悪影響
最近の調査では肝臓障害、皮膚炎や子供の発達障害など、
身体への影響が指摘されています。
●環境面への問題
2010年代にはグリホサートを散布しても枯れないスーパー雑草が出現。
より効果が強い除草剤も使われるようになり、
土壌や微生物など生態系への影響が心配されています。
ベトちゃんドクちゃんも枯葉剤の影響で奇形児として生まれた
ベトちゃんドクちゃんは、
下半身がつながった結合双生児としてベトナムで産まれました。
2人が結合双生児となったのは、
ベトナム戦争時に米軍が大量に散布した
枯葉剤の被害の可能性があると報道されました。
日本人はパンと一緒にラウンドアップも食べている
小麦は収穫前に人工的に枯らすと歩留まりがいいと分かってから、
アメリカやカナダで一気に広がりました。
北米から輸入された小麦粉で作ったパンを食べると、
この農薬も一緒に食べるということになります。
世界ではグリホサートの規制が始まっているのに日本は?
世界ではグリホサートによる健康被害で数万件とも言われる訴訟が進行しています。
アメリカでモンサント側にラウンドアップ使用で末期がんになった男性に320億円の支払いを命じる評決が出ました。
世界では使用禁止や削減が進んでいますが、
日本では残留農薬基準値を大幅に緩和しました。
グリホサートの規制状況
ベトナム | 2019年新規輸入禁止 |
ドイツ | 2023年までに全面禁止 |
メキシコ | 2024年までに段階的に禁止 |
日本 | 2017年残留農薬基準値を大幅に緩和 |
日本は世界に逆行しています。
日本政府は、国民の健康のことなど全く考えていないようです。
病気になって苦しみたくなかったら、自分の身は自分で守りましょう。
そのためには、正しい情報を得ることです。
ポストハーベスト(収穫後の作物に直接かける殺虫剤や防腐剤)の問題点
ポストハーベスト農薬とは?
収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防かび剤のこと。
ポストとは「後」、
ハーベストは「収穫」を意味する。
・防カビ剤(オルトフェニルフェノール、ビフェニル、チアベンダゾール等)
・防虫剤(ピペロニルブトキシド)
アメリカ合衆国を始めとする、世界から輸入されている果物や穀物には、
収穫後に倉庫や輸送中にカビや腐敗を防止するため、薬剤が散布される。
ポストハーベストの問題点
ポストハーベストの問題点
●農薬の残留濃度が高い
ポストハーベスト農薬の残留度は、畑で撒かれる農薬の数百倍との説もある
●発がん性や催奇形性が疑われる薬剤もある
●日本では、ポストハーベストは食品添加物に分類されている。
日本ではポストハーベスト(収穫後の農薬)が禁止されているのに
輸入品にはOKとされている。
その理由は、輸入品に使われるポストハーベストは、
食品添加物扱いとしているから。
輸入小麦とポストハーベスト
作業者がゴム手袋とガスマスクをつけて貯蔵する小麦にポストハーベスト農薬を投入しています。
この農薬は殺虫剤で、吸い込んだり、口に入れたりしてはいけないからです。そのような危険なものを食品に混ぜ込んでいるのです。
ポストハーベスト農薬は農作物に残留させることを目的として使用されています。![]()
<引用 https://organic-village.jp/column/624>
遺伝子組み換え小麦って日本に流通しているの?
遺伝子組み換え小麦については、
今の所、日本は遺伝子組み換え小麦の国内流通を認めていません。
遺伝子組み換え小麦は、今のところアメリカでも認可されていません。
Q)遺伝子組換え小麦を原料として使用していますか?
A)使用しておりません。
現在世界的に遺伝子組換え小麦の研究はされていますが、
商業的には栽培されておりません。
遺伝子組み換え小麦については、現在のところ心配ないようです。
日本が一番多く小麦を輸入している国は?
日本はどこの国から小麦を輸入しているのでしょう?
日本で食べている小麦粉は約9割が海外から輸入した小麦で作られています。
1位 | アメリカ (51%) |
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2位 | カナダ (32%) |
3位 | オーストラリア (17%) |
小麦はアメリカ、カナダからの輸入が殆どで、
ラウンドアップを使用している小麦の確率が高いですね。
まとめ
普通にスーパーやコンビニで売られているパンやお菓子、カップ麺など
こんなに危険性があるとは・・・
今日、輸入小麦のパンを食べたからといって、
今日、明日、体調が悪くなるわけではないですけど、
10年20年と食べ続けていくうちに、
体調不良の原因になったり、
ガンを発症したりする危険性があるということです。
主食は、パンを止めて米にした方が、病気になるリスクを避けられるようです。
特に持病があったり、身体が弱い方は、
これ以上別の病気を増やさないように心掛けたいものです。
また 小さい子供さんには、
パンや菓子類、麺類は、出来るだけ避けたほうがいいのではないかと思います。
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