缶詰やレトルト食品は賞味期限が長く、常温で保存できるので
災害時やいざという時のために、備蓄をしている方も多いのではないでしょうか?
食料備蓄は、災害時だけの為ではありません。
持病があって、一人暮らしの場合、
急な体調不良で、何日も寝込んでしまった場合に
保存のきく食料があると安心ですね。
レトルト食品や缶詰は手軽に食べられますが、その中身は安全なのでしょうか?
もちろん今日を生き延びるための非常時にはそんなこと言ってられませんが、
備蓄をするということは、たとえ何も起こらなくても、
それらの食品を食べることになるわけです。
<缶詰やレトルト食品の危険性>
・BPAが危険
・塩分の摂り過ぎになる
・原材料が危険
・レトルト食品の、食品添加物が危険
缶詰に含まれるBPAが危険
缶詰に含まれるBPAは、
缶詰の内側を被覆するエポキシ樹脂の中に含まれています。
特にトマト缶は、酸味が強いため、BPAが溶け出す量が多いと指摘されています。
BPAとは ?
「ビスフェノールA(Bisphenol A)」という化学物質です
特定のホルモンに影響を与えるといわれている化学物質。
潜在的に血圧やがんのリスクを高め、行動上の問題を引き起こす可能性がある
BPAの危険性
・生態系への影響、胎児や乳幼児への影響がある
・厚生労働省は、「成人への影響は現時点では確認できない」としながらも、「公衆衛生上の見地から、ビスフェノールAの摂取をできるだけ減らすことが適当」と報道発表(2008年7月8日)している
・2010年10月13日、カナダは動物実験の結果から健康や環境に有害で、
神経異常や早熟も引き起こすとして有毒物質に指定した最初の国となった
・妊娠中のBPA摂取に注意
「人間では、胎児が発達しているときのBPA摂取は、問題行動(多動性や攻撃性)、思春期の乳房発達障害、肥満、糖尿病、心臓病、肝機能の変化のリスクを高める可能性がある」
<参照:https://www.womenshealthmag.com/jp/food/a61919/canned-food-safety-20180322/>
レトルト食品や缶詰は塩分の摂り過ぎになる
多くの缶詰やレトルト食品には塩分が含まれます。
食塩の取りすぎは心臓病や脳血管疾患、腎臓病などの原因になることが明らかになっています。
日本人の1日の食塩摂取量基準(18歳以上)
・男性が7.5グラム未満
・女性が6.5グラム未満
・WHO(世界保健機関)ではより厳しい5グラム未満を推奨しています。
缶詰やレトルト食品を購入する際は
塩分が含まれていないか、低いものを選択すること。
低塩分のものを選択できない場合、
缶詰の豆のようなものは水ですすぎ、塩分を減らす工夫もあります。
缶詰やレトルト食品の原材料が危険
価格を安く設定するためには、
中国産などの海外の野菜を使う必要があるため、
残留農薬、遺伝子組み換え食品(特にコーン缶詰)、
食品添加物の心配があります。
レトルト食品の、食品添加物が危険
レトルト食品には多くの添加物が含まれています。
今すぐに身体に悪影響があるわけではないかもしれませんが、
安全であることも保障されていません。
近い将来ガンなどの病気で苦しまないためには、やはり添加物は避けるのが正しい選択だと思います。
まとめ
備蓄用でも、非常時用でも、一度購入した食品は、責任をもって食べきらないといけません。
普段から、食品の裏表紙を見て、出来るだけ有害物質を含まないもの、原材料にこだわりのあるものを選ぶようにしたいですね。
安いものはやはりそれなりの理由があるので、避けた方がいいです。