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【マイクロプラスチックが人体に与える害】人体に深く入り込むことでの悪影響

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プラスチックは私たちの暮らしには欠かせないものとなっています。
ペットボトル、タッパ、食品包装、ビニール袋、家電、服など、
私たちの周りは、プラスチックであふれています。

そんなプラスチックを使うことの何が問題なのか、考えたことはありますか?
海洋汚染でしょうか?
魚や海鳥がプラスチックを食べて苦しむことでしょうか?

プラスチック問題は、海洋汚染だけではありません。
一番の問題は、プラスチックが私たちの体に入り込んで、健康を害してしまうことです。

プラスチックは、細かく砕けて地球上のありとあらゆる所に浸透しています。
エベレストの頂上から深海に至るまで、地球全体を汚染しています。
人間がこの微粒子を吸い込むだけでなく、食べ物や水を介して摂取することはすでに知られています。
マイクロプラスチックは、人の体の奥深くに入り込んで、血液、肺、胎盤、母乳など様々な場所で見つかっています。

私たちが出した有害なゴミは、私たちの体に帰ってきて、健康を害します。
人の体内に入り込んだマイクロプラスチックは、分解されず、そのまま残り続けることで、炎症反応などを引き起こします。
これが脳細胞に取り込まれると、認知症の原因になるとの研究もあります。

 

目次

私たちは1週間にクレカ1枚分のマイクロプラスチックを食べている


一部の科学者は、平均的な人が 1 週間に 5 グラムのマイクロプラスチックを摂取する可能性があると推定しています。これはクレジット カード1 枚分の重さに相当します。

別の研究では、さまざまな食品源からの粒子が年間最大 52,000 個に上ると分析されています。

マイクロプラスチックを摂取する経路

ペットボトルからの飲料 年間ほぼ 100,000 個の粒子を摂取
プラスチック製の電気ケトルでお湯を沸かす 最大3,000万個のマイクロプラスチックが放出される
プラスチック製の食品容器を電子レンジで加熱 数十億個のナノプラスチックが放出される
場合によっては、容器1平方センチメートル当たり20億個以上のナノプラスチックと400万個以上のマイクロプラスチックが放出される可能性がある。
科学ニュース
ティーバック 電子顕微鏡で確認したところ、抽出温度(95℃)においてティーバッグ1袋で約116億個のマイクロプラスチック、さらに約31億個のナノプラスチックがお湯の中に放出された
テフロン加工のプライパン テフロン加工のフライパンに傷がつくと「230万個のプラスチック粒子」が料理に放出される
紙コップ 紙コップでコーヒーを1杯飲むと2万5000個のマイクロプラスチックを摂取することになる 
プラスチックのまな板 ポリプロピレン製まな板からは年間49.5gのプラスチック粒子が、ポリエチレン製のまな板からは年間7.4~50.7gのプラスチック粒子が発生している

プラスチックは、もはや私たちの生活の中に浸透しきっています。
私たちは、毎日気の遠くなるような数のマイクロプラスチックを体内に取り込んでいるようです。
何も考えずに生活していると、本当に危険です。

マイクロプラスチックを回避する方法は、知識をつけるということです。
・ペットボトルの水を飲まない
・プラスチックの電気ケトルを使わない
・プラ容器を電子レンジで温めない
・テフロン加工のプライパンを使用しない
・ティーバックや紙コップを使わない
・まな板は木製のものを使う
など、常に新しい情報を察知することではないでしょうか。

 

どの食品にマイクロプラスチックが含まれていますか?

飲料水 ・ボトル入り飲料水のサンプルの 93% からプラスチック粒子が検出された

・世界中の水道水サンプルの 83% にマイクロプラスチックが含まれていることが判明した
魚介類

サバやカタクチイワシなどの多くの魚種や軟体動物の肉にも含まれます。

野菜、果物 植物は根系からナノプラスチックを吸収することができます
空気中 空気中にはプラスチックが存在しており、接触するあらゆるものにプラスチックが付着する可能性がある

他の研究では、ビール食卓塩蜂蜜にマイクロプラスチックが含まれていることが判明しています。

あなたの体の中にはプラスチックが入っています

通常のプラスチックに対してマイクロプラスチックとは何ですか? 
マイクロプラスチックは、非常に小さなプラスチックの破片です。これらは、長さ 5 ミリメートル未満のプラスチック片として定義されます。それらは、小さなビーズや球形の粒子から、長い糸、不規則な形の破片まで、さまざまな形があります。
多くの場合、それらは最も小さな砂粒よりも小さいか、人間の髪の毛の幅の数分の一よりも小さいです。

 

マイクロプラスチックが体内に入る経路

マイクロプラスチックおよびナノプラスチックが人体に侵入する主な経路は、
吸入、摂取、皮膚接触の 3 つです。
体内に入る経路別に見ると,呼吸による摂取が最も多く,魚介類とペットボトル水が続きます。
プラスチック粒子は、汚染された食品や水の摂取、または合成繊維や汚染された屋外の空気に由来する浮遊プラスチック粒子の吸入を通じて人体に侵入する可能性があります。
マイクロプラスチックは、粒子が細かくなればなるほど、体の奥深くまで入り込んでいるようです。

マイクロプラスチックが体に与える影響は?

マイクロプラスチックの粒子は、吸入や食べ物や飲み物の摂取を通じて定期的に人々の体内に入り込み、重要な身体システムに侵入するということです。

マイクロプラスチックが体に与える影響

マイクロプラスチックが、人体に与える影響はまだはっきりとしたことは分かっていませんが、劣化したり分解されたりせずに長期間残留することから、健康被害が懸念されます。
研究では、マイクロプラスチックが炎症反応、酸化ストレス、細胞損傷を引き起こす可能性があることが示唆されています。
また、脳の神経細胞に蓄積されると、認知症を発症するとの研究結果もあります。

マイクロプラスチックは人間の細胞にダメージを与えることが研究で判明

マイクロプラスチックは、実験室で人間の細胞に損傷を与えることが研究で判明しました。
・細胞死、
・アレルギー反応、
・細胞壁の損傷
といった特定の種類の害が、人々が摂取するマイクロプラスチックのレベルによって引き起こされることが発見されました。

プラスチックの形状が毒性にとって非常に重要である

不規則な形状のマイクロプラスチックが球形のマイクロプラスチックよりも多くの細胞死を引き起こすことを示しました。
≫マイクロプラスチックは人間の細胞にダメージを与えることが研究で判明

マイクロプラスチックは、どのように細胞内に入っていくのか?

マイクロプラスチックが細胞の障壁を通過し、細胞を破壊する可能性があることはわかっています。また、細胞に酸化ストレスを引き起こし、それが組織損傷の始まりとなる可能性があることもわかっています。
ナノサイズになると、消化器系だけに止まらず循環器系に入る可能性があると言われています。魚類で行った実験では、ナノプラスチックが脳組織に蓄積し、行動力が落ちてしまったという結果もあります。

マイクロプラスチックがどのように細胞破壊を引き起こすか?

マイクロプラスチックのそれらの鋭い端が細胞壁を破壊したり、
マイクロプラスチック内の化学物質が細胞を損傷したりする可能性がある、
研究では、不規則な形状のマイクロプラスチックが最も細胞死を引き起こす可能性が高いことが判明した。 

プラスチックが長期間にわたって有害となるレベルまで蓄積すると、人間の健康にさらに大きなリスクをもたらす可能性があります。

≫マイクロプラスチックは人間の細胞にダメージを与えることが研究で判明

 

マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される

様々な濃度のマイクロプラスチック入りの水をマウスに飲ませて、神経行動学的影響と炎症反応を探り、体内のどこに蓄積されているのかを調べる実験で

マイクロプラスチックを飲んでいた老齢マウスで、
これは人間の認知症に似た行動(奇妙な動きをしたり、顕著な行動異常)
が見られました。
(同じ条件でも、若いマウスには認知症に似た症状は現れなかった。)

マイクロプラスチックが体内に入ると、脳に特異的なタンパク質であるGFAP(グリア線維性酸性タンパク質)が減少することを発見しました。これまでの研究から、GFAPの減少は、アルツハイマー病やうつ病など、いくつかの神経変性疾患の初期段階と関連しているとされています。

実験終了後にマウス体内のどこにマイクロプラスチックが蓄積されていたかを検査をすると、脳・肝臓・腎臓・消化管・心臓・脾臓・肺など、検査対象だったあらゆる組織と、尿や糞からマイクロプラスチックが見つかりました。消化器以外の組織からも検出されたことは、マウス体内に入ったマイクロプラスチックが血流に乗って全身を循環したことを示唆しています。

とりわけ、脳には血液脳関門と呼ばれるバリアがあり、異物が入り込まない構造になっていますが、マイクロプラスチックは関門を突破して脳にも蓄積していました。脳への蓄積可能性は今年4月にウィーン大の研究チームも検証しており、マウスにポリスチレン粒子を経口投与後、わずか2時間で脳に到達したと報告しています。ウィーン大チームを主導するルーカス・ケナー博士は「プラスチック粒子が炎症や神経障害、あるいはアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患のリスクを高める恐れがあります」と語っています。

≫マイクロプラスチック摂取の悪影響、マウス実験で脳への蓄積と「異常行動」が観察される

 

プラ​​スチック中の有毒化学添加物

プラスチックは、強度と柔軟性を与える添加剤などの化学物質を複雑に組み合わせて作られています。プラスチックと化学添加物はどちらも有毒である可能性があります。
現在までに、人間の健康に影響を与えることが知られているプラ​​スチック中の有毒化学添加物には、ビスフェノール A (BPA)、フタル酸エステル、トリクロサン、ビスフェノン、有機スズ、臭素系難燃剤 (BFR) が含まれます。

研究によると、プラスチックの製造中に添加される化学物質が内分泌系や、私たちの成長と発達を調節するホルモンを混乱させる可能性があることがわかっています。

BPA摂取による主な病気や症状
ガン、不妊、流産、精子減少、生殖器官の異常、 肥満、糖尿病、更年期障害、物忘れ 、記憶力低下 、認知症、頭痛 、偏頭痛 、うつ症状 、自閉症、・ADHD 

 

服からのマイクロプラスチック


自分が持っている服を見回してみて下さい。
化学繊維の服をどれくらい持っていますか?
フリースは、軽くて暖かくて皴もよらない、ざぶざぶ洗濯出来る。
冬には欠かせない、とっても便利な材質です。
誰でもフリースの服を、持っているのではないでしょうか?
そんなフリースの服が、マイクロプラスチックをまき散らしていたなんて、
想像もしませんでした。

目に見えない脅威: 衣服からのマイクロプラスチック

繊維から作られるマイクロプラスチックは、マイクロファイバーと呼ばれます。
衣類に使用されるプラスチック素材は、「ポリエステル」「ナイロン」「ポリアミド」「アクリル」などの種類があります。
これらの繊維製品が製造されたり、洗濯物と一緒に洗われたり、着用されたり、乾燥されたりすると、これらの小さなプラスチック繊維が水中や空気中に放出されます。
これらのマイクロファイバーは、魚、シーフード、鶏肉、水道水、ボトル入り飲料水、塩、ビールなど、私たちが食べたり飲んだりするほぼすべてのものに含まれています。
≫目に見えない脅威: 衣服からのマイクロプラスチック

マイクロファイバーが肺に影響を与えることを初めて科学的に証明

・プラスチックのマイクロファイバーは屋外の空気中だけでなく、
建物の内部、特に床の塵の中に見つかることもあります。
・家庭内に浮遊する粉塵のうち、33%は繊維製品からのマイクロプラスチックです。
・これらの繊維が私たちが食べる食べ物に付着し、体内に入り込んでいます。
・研究によると、家庭用繊維の年間一人当たりの摂取量は、14,000 ~ 68,000 粒子に達する可能性があります。

・米国での研究では、妊娠したラットの最小のプラスチック粒子が体内の他の場所に侵入する可能性があることも初めて示した。それらは妊娠したラットの肺と心臓だけでなく、胎児の肝臓、肺、心臓、腎臓、脳でも見つかりました。
研究者らによると、これは人間にも起こる可能性があるという。

・マイクロプラスチックは 30 年前にすでに肺組織で発見されていました。とりわけポリエステルやナイロン繊維を加工する繊維労働者は、咳、息切れ、肺活量の低下がみられました。

≫マイクロファイバーが肺に影響を与えることを初めて科学的に証明

せめて、部屋着だけでも、綿などの天然素材の服を着ることをお勧めします。
特に、冬は窓を締め切っていることも多く、室内に繊維のくずが舞います。
フリースや化繊の服を着ていると、プラスチックを吸い込む確率が高くなります。

 

空気からもマイクロプラスチック



・空気中から、1日で約94個、1年間で3万4千個のマイクロプラスチックを吸い込んでいる。
・肺に入ってしまうと、そこに長期間とどまり続ける

マイクロプラスチックはどのようにして空中に出てくるのでしょうか?

一般的な空気に含まれるマイクロプラスチックはどこから?

これらのマイクロプラスチックは、以下のようなさまざまな原因から発生する可能性があります。
・ポリエステルやポリプロピレンなど、洗濯の際に衣服から洗い流される合成物質
・輸送中の自動車のタイヤやブレーキ部品の摩耗により 、タイヤの破片やブレーキの摩耗粉が飛び散る。
・靴底や調理器具など、日常的に使用されるプラスチック製または合成製の物体による摩耗
・道路の整備や標識に使用されるプラスチック部品からの流出。
・コンテナ船などの海洋機器やインフラに使用されるコーティング剤
・パーソナルケア製品に使用されるプラスチック成分(洗顔料に含まれるプラスチック製マイクロダーマブレーションビーズなど
・製造業で使用されるプラスチックペレット

家庭内の空気に含まれるマイクロプラスチックはどこから?

家庭内の空気中に浮遊するマイクロプラスチックの大部分は、衣類や家具、プラスチック製品によく含まれる合成ポリマーに由来しています。
空気中に浮遊するマイクロプラスチックのほとんどは、皮膚片のような他の空気中の汚染物質よりもはるかに小さく 、気道に入り込みやすいことがわかりました。

マイクロプラスチックを吸い込むと体に悪いの?

マイクロプラスチックの多くは、肺に吸い込むことができるほど小さいものです。
マイクロプラスチックは気道に入ると有害です。気管や肺の組織が腫れたり傷ついたりして、軽い胸の痛みや息切れを感じることがあります。

時間が経つと、マイクロプラスチックは蓄積され、肺の気嚢(肺胞)を損傷する可能性があります。これにより、肺気腫や肺がんなどの肺の病気を発症するリスクが高まります。
また、空気中に浮遊する多くのマイクロプラスチックは、その表面に他の危険な汚染物質を付着させています。

マイクロプラスチックの大気汚染から身を守るにはどうしたらよいのでしょうか?

日常的に使うものは、堆肥化や生分解が可能なものを購入する

プラスチック製品は合成成分でできており、完全に分解されるまでに数千年かかると言われています。
プラスチック製品の使用を出来るだけ控えて、自然分解できるものを選びましょう。
・木質繊維
・ココナツ繊維
・ガラスやスチール製の皿、ボウル、陶器などは、マイクロプラスチックを発生させずに何年も使用することができます。
・衣類は綿、麻、絹、ウールなど自然素材のものを選びましょう。

≫https://www.iqair.com/jp/newsroom/microplastics-effects-on-air-pollution

 

プラスチック予報

初のプラスチック汚染天気予報でパリ上空に88ポンドのマイクロプラスチックが飛来すると予測

・パリの 2,500 平方キロメートル (965 平方マイル) の集水域に落ちているプラ​​スチック粒子のほとんどはナイロンとポリエステルであり、おそらく衣類からのものであることが判明しました。
・他の破片はタイヤによって剥がれ落ち、特に車両がブレーキをかけたときに剥がれ落ちた。
・1年を通して、最大10トンのマイクロプラスチック繊維がパリ地域に沈着すると推定
・大雨が降ると、「プラスチック降下」の密度が桁違いに増加する可能性がある

≫初のプラスチック汚染天気予報

 

まとめ

私たちはもうプラスチック汚染から逃れることは出来ません。
私たちが毎日吸う空気中に、飲み水の中に、食べ物の中に、
小さく形を変えて、プラスチックは入り込んでいます。
プラスチック問題は、調べれば調べるほど、深刻な問題だということが分かりました。
中でも一番の問題は、多くの人がその問題を意識することなく、
プラスチックを使い続けることではないでしょうか?

日本では、企業側の説明によると、マイクロプラスチックは、
現時点では、体内に入っても便と一緒に体外に排出され健康被害はないとされているようです。
世界の見解とはずいぶんかけ離れていますね。
さすが、放射性物質でさえ、”直ちに健康被害はない”と発表される国です。

日本は、添加物規制も、農薬規制も、ゆるゆるで、国民の健康よりも、
経済が優先される国なのでしょう。
だからこそ、自分の体は自分で守っていくしかありません。
その為には、正しい情報を知らないといけません。
日本で2人に1人ががんになるのも、認知症の急増も、やはり理由があるのだと思います。
病気で苦しみたくない、あるいは認知症になってまわりに迷惑をかけたくなければ、
自分の口に入るもの、身に着けるもののことを知りましょう。

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