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【ゴミ出しが困難】ゴミ捨ての負担軽減にゴミの量を少なく軽くする工夫

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高齢化で、”ゴミ出し難民”と呼ばれる人が増えています。
年をとると足腰が弱って、重いゴミを運べないので、ゴミ出しに苦労するようです。
高齢者じゃなくても、体調を崩したときや、体に障害がある人のゴミ出しは大変です。

特に、水分を多く含んだ生ごみは重いですよね。
ゴミの量を少なく、そして軽くすることができれば、
ゴミ捨ての負担が少しは減るのではないでしょうか?

ゴミの軽量化には
乾燥、分別、圧縮、たい肥化があります。
自分で出来る方法と、
ゴミ減量アイテムをまとめました。

 

一人暮らしでゴミ出しが困難な人のゴミ対策


一人暮らしで、体調不良が続くときのゴミ捨てはたいへんです。
また たまたまゴミ出しの日に体調を崩して、ゴミ出しに行けないこともあるかもしれません。
頻回にゴミだしをしなくてもいい工夫は、
①ゴミの量を少なくすること
②生ゴミを出さないこと
です。

①とにかくゴミの量を少なくして、重量とゴミ捨て回数を減らす

ゴミを減らす方法

ゴミを減らす1番の方法は、まずゴミを少なくすると意識することからです。
自分がどんなゴミを出しているのか?
ゴミを少なくするにはどうしたらいいか考えることからです。

分類 減らす方法
①燃えるゴミ ・何でも可燃ごみに出さないで、古紙に回せるものは古紙として出す
・出来るだけ、水分を減らす
・空気を抜いて圧縮する
②プラゴミ ・出来るだけ空気を抜いて、圧縮する
・トレイなど重ねられるものは重ねる
・弁当やお惣菜はなるべく買わない
・買い物の際、お店の回収ボックスに入れる
③資源ゴミ
(ペットボトル、ビン、缶)
・ペットボトルや缶飲料は買わない
・外出には水筒を持っていく

ゴミを減らすことを意識した結果、私の出すゴミの量は、
1週間で500gまで削減できました。
1日あたり、71gです。
日本人が1日に出すゴミの量平均は、901gですから、
平均の10分の1以下ということになります。
これだったら、ゴミ捨ての負担もずいぶん軽減できます。

②生ごみを出さない

生ゴミさえ出なければ、ゴミは怖くありません。
臭うこともない、水分もでない、カビもはえない、虫の心配もありません。
乾燥したゴミだけだったら、少々時間をおいても大丈夫です。

乾燥すると重量が7分の1以下になる

 

どんなものが乾燥できる?

・野菜や果物の皮、芯(チラシの上に広げて乾燥)
・卵の殻(さっと洗って干す、乾いたらつぶす)
・ティーバック(水気を絞ってつるして乾燥)
・お茶殻(空きプラ容器に広げて乾燥)
など

乾燥のやり方


お茶殻乾燥

お茶殻は、プラの空きトレーの上に広げて、窓際の日当たりのいい所に放置しておくと、1日でカラッと乾いて、重量もぐっと減ります。

自分で広げて乾かすのが難しい人には、家庭用生ごみ乾燥機を使うと、
スイッチを押すだけで乾燥できるので、とても楽です。
全国の自治体のうち、60%以上で助成金制度があります。
多い自治体では6万円上限というところもあります。
自分の住む自治体の助成制度をぜひ調べてみて下さい。

 

生ゴミ乾燥機

生ゴミ乾燥機は、生ゴミを熱で乾燥させて水分を抜く家電です。
価格は、メーカーにより違いがあり、2万~6万円ほどです。

生ゴミ乾燥機(パリパリキュー)

特徴 ・生ごみを熱で乾燥させる
・1回ごとに取り出しが必要
メリット ・生ゴミの処理が簡単になる
・生ゴミの臭いがなくなる
・特に夏場は助かる
デメリット ・炊飯器のように、生ゴミをセットしなければならず、まとめて処理する必要がある
・処理までに時間がかかり、処理後に取り出す必要がある
・脱臭フィルターの定期的な交換が必要(フィルター 5,290円)
価格 24,552円~42,000円
電気代 毎日使用した場合で電気代は月額500~600円
自治体の助成金制度 あり
パリパリキューサイト

https://www.parisparis.jp/

自治体の購入助成金制度検索

 

生ゴミ乾燥機(ルーフェン)

特徴 ・生ごみを熱で乾燥させる
・1回ごとに取り出しが必要
メリット ・生ゴミの処理が簡単になる
・生ゴミの臭いがなくなる
・特に夏場は助かる
デメリット ・生ゴミをセットしなければならず、まとめて処理する必要がある
・処理までに時間がかかり、処理後に取り出す必要がある
・脱臭フィルターの定期的な交換が必要(5,148円)
価格 64,680円
電気代 ルーフェンに生ごみを入れ8時間使用した場合の電気料金は約20円
1日1回毎日使用して、20円×30日=600円!
自治体の助成金制度  あり

 

 

圧縮できるゴミ箱

特に、プラゴミはかさばります。
空気を極限まで抜くと、ゴミの量が減らせます。

特徴 ・ゴミを1/3に圧縮できる
・おむつなら30枚圧縮できる
・普段使っているゴミ袋を使用できる
・かさばるペットボトルやプラスチック容器、お菓子やパッケージの袋、食品廃棄物などのゴミを強力な力で圧縮して捨てられるゴミ箱
・自分の体重をかけてゴミを圧縮する
価格 16,500円
サイト 【KomprimoFrank】ゴミを1/3に圧縮できる魔法のゴミ箱

【KomprimoFrank】ゴミを1/3に圧縮できる魔法のゴミ箱

 

 

”お金持ちはゴミの量が少ない”に学ぶ

お金持ちはゴミの量が少なく、貧乏な家はゴミの量が多いとはよく聞きます。
それだけ、無駄なものを買って、ゴミを多くだしてしているようです。
無駄な買い物が多いと、出費はかさみ、当然お金も残らないです。

お金がたまる家のゴミは、量も少なく、汚くもない

食材は捨てない ・食材を捨てるのはお金を捨てるのと同じ
・食品ロスが少ない
・安いにつられて買いすぎない
ゴミ収集人を思いやれる ・生ゴミは水けをよく切って、少しでも小さく、軽くを心掛ける
・軽いほうが収集も楽
ゴミ出しルールを守る ・きちんと分別されている
・食品トレーやビンカン、ペットボトルなどはきちんと洗って乾かしてからだす
危険な捨て方をしない ・乾電池は、絶縁テープを貼ってから出す
・割れ物は危険がないように注意とはる
細かく分別する ・リサイクルを意識して、紙類もきちんと分別
・古い布は掃除用にして最後まで使い切る
飲み物を買わない ・ペットボトル、瓶、缶ゴミがでない
無駄な買い物をしない ・ムダな買い物をしていると、捨てる量も多い

 

ゴミ出し困難者の課題と対策

「ごみ置き場まで行けない…」高齢者につらいごみ出し 自治体支援は 毎日新聞 2023/10/26 

ごみ置き場までごみを持っていくのがつらい――。高齢で体が不自由になり、自宅からごみ袋を持ち出せない高齢者が各地で増えている。高齢化が今後ピークを迎える中、国や自治体も支援に乗り出すが、人手や財源は限られており、支援のあり方をめぐって試行錯誤が続いている。
(中略)
エレベーターがない団地で階段の上り下りができなかったり、ごみ置き場までに坂道があったりして、ごみ出しが難しいと訴える人は増えている。
≫毎日新聞

高齢者のゴミ出しの課題は?

毎回大変な思いをする
・杖をつきながら、重いゴミを運ぶのはたいへん
・雨や雪の日のゴミ捨てがたいへん
・坂道にあるゴミ捨て場は、台車も使えない
・転んで怪我をする危険性がある
・ゴミ出しができなくなってしまう状況で、ゴミが溜まった不衛生な部屋で生活を送ることになる
・ゴミ屋敷になるおそれがある
・認知症を発症するとゴミの分別ができない

 

自治体のゴミ捨てサービス

全ての自治体が、ゴミ出し困難者へのゴミ出しサービスを行っているわけではありませんが、高齢化に伴い対策をとる自治体は増えつつあります。
しかし、要介護1や障害を持っているなどの条件を設けている自治体が多いようです。

【高齢者らのごみ出し支援を実施している主な市区】
札幌、盛岡、山形、福島、宇都宮、前橋、さいたま、千葉、横浜、川崎、新潟、甲府、名古屋、大津、京都、大阪、神戸、和歌山、鳥取、岡山、北九州、長崎、熊本、大分、那覇、東京23区

 

まとめ

日本人が1日に出すゴミの量平均は、901gです。
それと、比較して自分の出すゴミの量はどうでしょう?
普段からゴミの量を少なくしようと意識をしていたら、
体調が悪い時や、高齢になってゴミ捨ての負担が増すときにも
助かるはずです。