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【ゴミ出し困難者】ゴミ捨ての負担軽減にゴミの量を少なく軽くする工夫

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高齢化で、”ゴミ出し難民”と呼ばれる人が増えています。
年をとると足腰が弱って、重いゴミを運べないので、
ゴミ出しに苦労するようです。
特に、水分を多く含んだ生ごみは重いですよね。
ゴミの量を少なく、そして軽くすることができれば、
ゴミ捨ての負担が少しは減るのではないでしょうか?

ゴミの軽量化には
乾燥、分別、圧縮があります。
自分で出来る方法と、
ゴミ減量アイテムをまとめました。

「ごみ置き場まで行けない…」高齢者につらいごみ出し 自治体支援は
 

ごみ置き場までごみを持っていくのがつらい――。高齢で体が不自由になり、自宅からごみ袋を持ち出せない高齢者が各地で増えている。高齢化が今後ピークを迎える中、国や自治体も支援に乗り出すが、人手や財源は限られており、支援のあり方をめぐって試行錯誤が続いている。
(中略)
エレベーターがない団地で階段の上り下りができなかったり、ごみ置き場までに坂道があったりして、ごみ出しが難しいと訴える人は増えている。
≫毎日新聞

 

 

ゴミ出し困難者

高齢者のゴミ出しの課題は?

毎回大変な思いをする
・杖をつきながら、重いゴミを運ぶのはたいへん
・雨や雪の日のゴミ捨てがたいへん
・坂道にあるゴミ捨て場は、台車も使えない
・転んで怪我をする危険性がある
・ゴミ出しができなくなってしまう状況で、ゴミが溜まった不衛生な部屋で生活を送ることになる
・ゴミ屋敷になるおそれがある
・認知症を発症するとゴミの分別ができない

 

自治体のゴミ捨てサービス

全ての自治体が、ゴミ出し困難者へのゴミ出しサービスを行っているわけではありませんが、高齢化に伴い対策をとる自治体は増えつつあります。
しかし、要介護1や障害を持っているなどの条件を設けている自治体が多いようです。

【高齢者らのごみ出し支援を実施している主な市区】
札幌、盛岡、山形、福島、宇都宮、前橋、さいたま、千葉、横浜、川崎、新潟、甲府、名古屋、大津、京都、大阪、神戸、和歌山、鳥取、岡山、北九州、長崎、熊本、大分、那覇、東京23区

 

ゴミ出しが困難な世帯のゴミ対策


ゴミ出しが困難な状況にあるにもかかわらず、
自治体にゴミ出し支援のサービスがなかったり、
要介護1の認定を受けられなかったりする場合は、
自分で捨てにいくしかありません。
その場合、なんとかゴミの量を少なくして、体にかかる負担をへらしましょう。

とにかくゴミの量を少なくして、重量とゴミ捨て回数を減らす

ゴミを減らす方法

ゴミを減らす1番の方法は、まずゴミを少なくすると意識することからです。
自分がどんなゴミを出しているのか?
ゴミを少なくするにはどうしたらいいか考えることからです。

分類 減らす方法
①燃えるゴミ ・何でも可燃ごみに出さないで、古紙に回せるものは古紙として出す
・出来るだけ、水分を減らす
・空気を抜いて圧縮する
②プラゴミ ・出来るだけ空気を抜いて、圧縮する
・トレイなど重ねられるものは重ねる
・弁当やお惣菜はなるべく買わない
・買い物の際、お店の回収ボックスに入れる
③資源ゴミ
(ペットボトル、ビン、缶)
・ペットボトルや缶飲料は買わない
・外出には水筒を持っていく

ゴミを減らすことを意識した結果、私の出すゴミの量は、
1週間で500gまで削減できました。
1日あたり、71gです。

ゴミが減量できるアイテムを使う

・生ゴミ処理機(生ゴミが発生しないので捨てる手間がない)
・生ゴミ乾燥機(生ごみを乾燥させて重量を軽くして捨てられる)
・圧縮ゴミ箱(ゴミを圧縮して容量を少なくするゴミ箱)

 

ゴミ減量には、乾燥、分別、圧縮

ゴミを少なくするためには、乾燥と分別を意識してみてください。
少しでも少なく、そして軽くすると、足腰への負担が違ってきますし、
ゴミ袋代の節約にもなります。
・野菜の皮などは、極限まで乾燥して水分を抜く
・リサイクルできるものは徹底的にリサイクルにまわす
(紙リサイクル、プラリサイクルマークのあるものすべて)

乾燥すると重量が7分の1以下になる

 

どんなものが乾燥できる?

・野菜や果物の皮、芯(チラシの上に広げて乾燥)
・卵の殻(さっと洗って干す、乾いたらつぶす)
・ティーバック(水気を絞ってつるして乾燥)
・お茶殻(空きプラ容器に広げて乾燥)
など

乾燥のやり方

野菜の皮、芯、卵の殻


お茶殻乾燥

お茶殻は、プラの空きトレーの上に広げて、窓際の日当たりのいい所に放置しておくと、1日でカラッと乾いて、重量もぐっと減ります。

自分で広げて乾かすのが難しい人には、家庭用生ごみ乾燥機を使うと、
スイッチを押すだけで乾燥できるので、とても楽です。
全国の自治体のうち、60%以上で助成金制度があります。
多い自治体では6万円上限というところもあります。
自分の住む自治体の助成制度をぜひ調べてみて下さい。

分別を徹底する


紙リサイクルマークのあるものは、すべてリサイクルに回します。
それがたとえ小さな紙一切れでもです。
紅茶などの包装は、紙袋にまとめておきます。

ゴミを圧縮する

いずれのゴミも、空気を抜いて圧縮すると、かさが減ります。
特に、プラゴミは空気を多く含むので、なるべくギューッと抑えて空気を抜くと、かなり量を減らすことができます。

ゴミを減らせるアイテム

家庭で使えるゴミ対策グッズには
・生ゴミ処理機(生ゴミを投入するだけ)
・生ゴミ乾燥機(生ゴミを熱で乾燥する)
・ゴミ圧縮機(ゴミのかさを減らす)
・コンポスト(生ごみなどを、微生物の働きを活用して発酵・分解させる)
などがあります。

ゴミ減量アイテムの特徴

  特徴 価格
生ゴミ処理機 ・処理機の中に生ゴミを投入すると、熱と微生物の力で、空気に分解し、生ゴミを無くす。
・生ゴミを入れても中身がほとんど増えないので、 取り出す手間がない
127,600円(税込み)~
生ゴミ乾燥機 生ゴミを熱で乾燥させて水分を抜く 2万~6万円
ゴミ圧縮機 ゴミを圧縮させて容量を小さくする 16,500円
コンポスト 家庭からでる生ごみなどを、微生物の働きを活用して発酵・分解させる 数千円~3万円

 

生ゴミ処理機(ナクスル)

特徴 ・生ゴミを入れると全自動で作動
・微生物が生ゴミを空気に分解する
・全自動なので、電源ボタンを押す必要はなく処理が終わるのを待つ必要もない
・バイオ材は定期的な交換が必要なし
・省エネ設計
・音が静か
・ペットの糞も処理できる
メリット ・手間がかからない
・生ゴミの臭いがしない
デメリット ・価格が高い
・場所をとる
・2~3年に一度、UVランプの交換が必要
部品代:9,900円(税込)
価格 127,600円(税込み)
公式サイトからの購入が一番安い
電気代 1か月約600円
自治体の助成制度 あり
ナクスルのサイト  生ゴミ処理機ナクスル公式販売ページ

 

生ゴミ乾燥機(パリパリキュー)

特徴 ・生ごみを熱で乾燥させる
・1回ごとに取り出しが必要
メリット ・生ゴミの処理が簡単になる
・生ゴミの臭いがなくなる
・特に夏場は助かる
デメリット ・炊飯器のように、生ゴミをセットしなければならず、まとめて処理する必要がある
・処理までに時間がかかり、処理後に取り出す必要がある
・脱臭フィルターの定期的な交換が必要(フィルター 5,290円)
価格 24,552円~42,000円
電気代 毎日使用した場合で電気代は月額500~600円
自治体の助成金制度 あり
パリパリキューサイト

https://www.parisparis.jp/

自治体の購入助成金制度検索

 

生ゴミ乾燥機(ルーフェン)

特徴 ・生ごみを熱で乾燥させる
・1回ごとに取り出しが必要
メリット ・生ゴミの処理が簡単になる
・生ゴミの臭いがなくなる
・特に夏場は助かる
デメリット ・生ゴミをセットしなければならず、まとめて処理する必要がある
・処理までに時間がかかり、処理後に取り出す必要がある
・脱臭フィルターの定期的な交換が必要(5,148円)
価格 64,680円
電気代 ルーフェンに生ごみを入れ8時間使用した場合の電気料金は約20円
1日1回毎日使用して、20円×30日=600円!
自治体の助成金制度  あり

 

圧縮できるゴミ箱

特に、プラゴミはかさばります。
空気を極限まで抜くと、ゴミの量が減らせます。

特徴 ・ゴミを1/3に圧縮できる
・おむつなら30枚圧縮できる
・普段使っているゴミ袋を使用できる
・かさばるペットボトルやプラスチック容器、お菓子やパッケージの袋、食品廃棄物などのゴミを強力な力で圧縮して捨てられるゴミ箱
・自分の体重をかけてゴミを圧縮する
価格 16,500円
サイト 【KomprimoFrank】ゴミを1/3に圧縮できる魔法のゴミ箱

 

 

”お金持ちはゴミの量が少ない”に学ぶ

お金持ちはゴミの量が少なく、貧乏な家はゴミの量が多いとはよく聞きます。
それだけ、無駄なものを買って、ゴミを多くだしてしているようです。
無駄な買い物が多いと、出費はかさみ、当然お金も残らないです。

お金がたまる家のゴミは、量も少なく、汚くもない

食材は捨てない ・食材を捨てるのはお金を捨てるのと同じ
・食品ロスが少ない
・安いにつられて買いすぎない
ゴミ収集人を思いやれる ・生ゴミは水けをよく切って、少しでも小さく、軽くを心掛ける
・軽いほうが収集も楽
ゴミ出しルールを守る ・きちんと分別されている
・食品トレーやビンカン、ペットボトルなどはきちんと洗って乾かしてからだす
危険な捨て方をしない ・乾電池は、絶縁テープを貼ってから出す
・割れ物は危険がないように注意とはる
細かく分別する ・リサイクルを意識して、紙類もきちんと分別
・古い布は掃除用にして最後まで使い切る
飲み物を買わない ・ペットボトル、瓶、缶ゴミがでない
無駄な買い物をしない ・ムダな買い物をしていると、捨てる量も多い

 

地域のゴミ事情

ゴミの量が多い都道府県は?

ゴミの量が多い、少ないは、一人一人の意識の差が大きいようです。
ゴミを減らそうと意識すれば、少なくなるし、
何も考えなければ、多くなります。

家庭から出るごみの量はどれくらい? 1人1日当たりのごみ排出量は901グラム(R2、環境省)
1週間で6.3㎏
1か月で27㎏
1年で324㎏
ゴミが少ない県は? 長野県(822g/1人1日当たりのごみ排出量)
県民一人ひとりのごみ減量意識の浸透などが要因として挙げられます。
ゴミに氏名を書く方式や、コンポストも普及しています。
ゴミが多い県は? 富山県(1046g/1人1日当たりのごみ排出量)
・消費支出が多い(たくさん買ってたくさん捨てている)
・ゴミ収集日が多く、費用も安い

 

ゴミ出しが困難な状況は?

雪の中のゴミ捨て


ゴミを捨てるには、まず雪かきからする必要があります。
ゴミ出し困難者は、雪の日のゴミ捨ては無理では?

 

まとめ

日本人が1日に出すゴミの量平均は、901gです。
それと、比較して自分の出すゴミの量はどうでしょう?
普段からゴミの量を少なくしようと意識をしていたら、
体調が悪い時や、高齢になってゴミ捨ての負担が増すときにも
助かるはずです。