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【ゴミ捨て費用は不公平】指定ゴミ袋が高い町は?0円~高いお金を払う地域まで

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ゴミを捨てるのにどれくらいのお金を支払っているのか
考えたことがありますか?

昔はタダでゴミが捨てられましたよね。
しかも、指定袋なんていうものもなくて、
レジ袋に入れて出すのが普通でした。

でも、今はゴミ出しにもお金がかかる時代になりました。
地域指定のゴミ袋を購入して、その袋に入れないと持って行ってくれません。

いまだに、0円でゴミを捨てられる地域もあれば、
高いゴミ袋を買わないといけない地域もあります。
指定ゴミ袋の値段も高い町から安い町まで様々です。
不平等だと思いませんか?

地域によって違うゴミ袋の価格と
なぜゴミが有料化になったのか調べました。



”ゴミ捨て費用”全国で一番高い町、安い町

ゴミ捨てに専用のゴミ袋を購入してからゴミを出さないといけない地域が増えています。
その値段も、地域による差が大きくて、高い所もあれば安い所もあります。
いまだに、ゴミを無料で持って行ってくれる地域もあります。

燃えるゴミ45ℓゴミ袋1枚いくら?

全国1高い町 安い町
北海道帯広市 静岡県沼津市
45ℓ1枚価格 135円 6.5円
週2回のゴミ捨て費用 270円 13円
1ケ月のゴミ捨て費用 1,215円 58.5円
1年間のゴミ捨て費用 14,580円 702円
10年間の
ゴミ捨て費用
145,800円 7,020円

これに、プラゴミ、燃えないゴミ、リサイクルゴミの費用もプラスされます。
これは、45ℓの一番大きな袋ですが、
4人家族だと、大を使うでしょう。
ゴミを1回捨てるのに、135円もかかるとなると、かなり家計が圧迫されます。
10年間で、145,800円もかかるなら、生ごみ処理機が買えます。

1秒で終わる生ごみの処理”ナクスル(NAXLU)”

ゴミ袋が高い町は、北海道が多いようです。
財政的に厳しい町が多いってことですかね?
いずれにしても、ゴミ袋が異常に高い町は、
よっぽど、ゴミの量を減らしてほしいのでしょうね。

≫市指定ゴミ袋の値段 高い(安い)都道府県

これは、平成27年のデータなので、現在はこれよりもっと、値上がりしています。
北海道のえりも町は、45ℓ1枚200円なので、
10枚入りで、2,000円になります。
ごんなに高かったら、買えませんよね。

≫ ゴミ袋代“節約”で車が続々と… 処理場直接持ち込みが急増 無料から1回900円に 市民困惑

生活困窮者は、ゴミ袋代に2,000円も払えないかもしれません。
ゴミ袋よりも、食べ物を買うお金に使うかもしれません。
あまりにゴミ出し費用が高いと、ゴミが出せずにゴミ屋敷になる懸念もあります。

指定ゴミ袋の種類

私の住む町の指定ゴミ袋は4種類です。
①燃えるゴミ
②プラゴミ(食品トレー、ビニール類など)
③リサイクルゴミ(空き缶、空き瓶、ペットボトルなど)
④燃えないゴミ

 

地域によっては、
・生ゴミ専用袋(栃木県益子町)
・燃やすしかないゴミ(福岡県柳川市)
なんてものもあるようですよ。

益子町の生ゴミ専用袋は、生ゴミを堆肥にするためのもので、
生ゴミだけを入れて出す袋です。
生ゴミ専用のゴミ袋は、水に溶けやすい材質でできていて、
ゴミ出し直前に、専用袋に入れ替えて出さないといけないようです。
忙しい朝の時間に、
生ゴミをビニール袋から専用袋に詰め替えるのは大変そうですね。

柳川市の燃やすしかないゴミは、
リサイクルを徹底した上で、燃やすしかないものだけを
入れて出すようにした袋だということです。

指定ごみ袋制度を導入していない大阪市

透明・半透明の袋であれば、レジ袋などどのような袋でも収集する。
担当者は「市販品の袋を使ってもらえば、都市名などの印刷経費や製造コストが不要で、価格が安くなることも考えられる。
市民に受け入れられやすいと考えている」とメリットを説明する。
≫産経新聞 自治体ごとにごみ袋はこんなに違う 千差万別のなぜ2020/3/26

確かに、ゴミ袋を作るのにも、
印刷代や製造コスト、配送コストがかかってしまいます。
そのコストをかけてまでも、地域指定ゴミ袋を作り、
住民からお金を徴収したほうがいいのでしょうか?

 

ゴミ処理にかかるお金

ゴミ処理にはどれくらいのお金がかかっている?

2015年は2兆3,108億円の費用がかかっています。
(国民1人当たり、年間約18,181円)
≫税は私たちの暮らしを支えています

これらの費用の多くは税金で負担されていますが、
一部の自治体では燃えるゴミの袋や資源ゴミなどの袋も有料化することで、
処理費用の負担を減らす工夫をしている自治体もあります。

年間のゴミの総量が減っているにも関わらず、処理費用が年々増えている理由

2018年のゴミ総排出量は4,272万トン。
国民1人当たり、1日で938グラムのゴミを排出していることになります。
ゴミの排出量は2000年の5,483万トンをピークに年々減り続けています。
では なぜゴミが減り続けているのに処理費用は年々増え続けているのでしょうか?

・ゴミの分別化やリサイクルが進んだ結果、人件費や分別用の車両などに経費がかかる。
・焼却施設老朽化のため、新しく作るための費用
・ダイオキシン類対策を行った焼却施設を新たに建設する費用

 

なぜゴミは有料になったの?

1990年代後半~2000年前半にダイオキシンの規制強化になってから、
ゴミ焼却施設が建て替えられることになりました。
その建て替え費用を賄うために、ゴミ収集が有料となったようです。

指定ゴミ袋は、財政的に厳しい町ほど高く設定しているようです。
要するに、貧乏な街ほど、ゴミ袋が高いということになります。
ゴミ袋が高い町は、
なるべくゴミを出さないでねというメッセージが込められているのでしょう。

 

ゴミ有料化の目的

・ゴミ減量
・リサイクルの促進(古紙回収など)

ゴミ袋収入利益は何に使っている?

・新しい焼却炉の建設
・収集運搬のごみ収集費用に使っている

 

ゴミを減らすと節約になる

私は燃えるゴミを、これまで週1回捨てていましたが、
最近 2週間に1回にしました。
週1回で小サイズの袋に半分ほどでした。
それを、2週間に1回にすることで、
ゴミ袋の消費が、月4枚から月2枚になりました。

1枚6.8円ですから、
月に13.6円
プラス プラゴミ13.6円で27.2円の節約になります。
1年で、326円の節約
10年で、3,260円の節約になります。
小さいお金かもしれませんが、
塵も積もれば何とやらです。

加えて、ヘルパーさんの利用回数も減らすことが出来ました。
ヘルパーさんには、ゴミ出しの日に合わせて来てもらっていましたが、
それも、半分にすることが出来ました。
これまでの週2回(燃えるゴミの日とプラゴミの日)来てもらっていたのを
週1回に変更してもらいました。

ゴミを2週間に1回にすることで
ヘルパー利用料金が、2,736円から1,216円になりました。
月1,520円の節約になり、
年額だと、15,200円の節約になります。
かなり大きな金額です。

部屋の掃除だけだと、週1回でキレイが保てます。
ゴミ捨てのためだけに、掃除を依頼していたようなものでした。

燃えるゴミを2週間に1回に出来るのは、
捨て方を工夫し、徹底的に乾燥させるので、
生ゴミが出ないからです。

【生ゴミが臭わない方法】生ごみ乾燥で臭いなし、汁漏れなし、軽量化できる生ゴミが臭わない方法をあれこれ調べるよりも、生ゴミを出さない工夫が大事です。 野菜の皮やヘタなどは、カラッカラッに乾燥してしまえば、 ...

 

ゴミを減らすために出来ること

・食べ残さない
・食べきれる量だけを買う
・冷凍保存を活用することで食べ物を捨てない
(野菜、豆腐、キノコ類、おかずなど大抵のものは冷凍出来ます)
・使い捨ての物は使わない(紙コップ、紙皿、割り箸など)
・ペットボトルの飲み物を買わない
・生ゴミは乾燥させて量を減らす(乾燥させると1/7まで量が減る)
・生ごみ乾燥機を使う

生ゴミを出さない工夫

・乾燥できるものは全て乾かす
(野菜の皮、ヘタ、キャベツの芯、お茶がらなど)
・三角コーナーを置かない

 

ゴミ収集 地域による特徴

北海道

冬の北海道 ゴミ捨ては重労働?


・ゴミを捨てる前に、ゴミステーションの除雪をしないといけない
・雪に埋もれても見分けがつくように黄色のゴミ袋が多い
・吹雪や大雪の時はゴミ収集がこない
・排雪作業がある日はゴミが出せない

福岡市は真夜中にゴミ収集

福岡市は、決められた日の日没から(暗くなってから)夜12時までに出します。

福岡市真夜中のゴミ収集のメリット

1)交通渋滞を避ける
2)地域のパトロールを兼ねる(真夜中の防犯効果)
3)カラスの被害が減る
4)晩御飯の生ごみを置いとかなくてよい
5)朝ゆっくりできる

 

ゴミ袋代“節約”で、処理場直接持ち込みが急増(京都丹波)

ゴミ袋代が高すぎて、処理場に直接持ち込む市民が殺到

薄透明であれば、レジやどんなゴミ袋でも可で、
高いゴミ袋をわざわざ買わなくてもいいので、市民が殺到した結果、
職員が対応に時間を取られるという理由で
持ち込み料金1回900円となったそう・・・

物価高の昨今、ゴミ袋代もバカになりません。
住んでいる地域によって、ゴミ出しにかかる費用の格差があるのも変ですね。
ちゃんと税金を払っているのに、ゴミ処理費用は税金でまかなえないものでしょうかね?

ゴミの量が多い都道府県は?

ゴミの量が多い、少ないは、一人一人の意識の差が大きいようです。
ゴミを減らそうと意識すれば、少なくなるし、
何も考えなければ、多くなります。

家庭から出るごみの量はどれくらい? 1人1日当たりのごみ排出量は901グラム(R2、環境省)
1週間で6.3㎏
1か月で27㎏
1年で324㎏
ゴミが少ない県は? 長野県822g/1人1日当たりのごみ排出量)
県民一人ひとりのごみ減量意識の浸透などが要因として挙げられます。
ゴミに氏名を書く方式や、コンポストも普及しています。
ゴミが多い県は? 富山県1046g/1人1日当たりのごみ排出量)
・消費支出が多い(たくさん買ってたくさん捨てている)
・ゴミ収集日が多く、費用も安い

 

ゴミの歴史

昔の人って、ゴミはどうしていたのでしょうか?
昔はプラスチック製品などなくて、
今よりは単純だったはずですが・・・

昔のゴミの種類とその処理方法

ゴミの種類 処理方法
江戸時代 主に生ゴミ
その他は徹底的にリサイクルしていた
江戸開府当時は、空き地に埋めていた。
しかし人口が増え、空地がなくなると水路に雑多な不要物を投げ捨てるようになった。
不法投棄は、様々な不都合が生じたため、幕府は町内ごとにゴミの集積所を設けた。
また、江戸は何でもリサイクルして使っていた。
明治・大正 ・燃えるゴミ
・生ゴミ
燃えるゴミは、風呂屋や家庭の五衛門風呂などの燃料
生ゴミは、庭のある家庭では穴を掘って埋める

戦時中(1940年代)は、
極端なもの不足で、ゴミの量も減っていました。

1960年代から、
発泡ポリスチレンの生産が始まりました。
即席めんのカップ、スーパーなどの商品トレイ、
などに大量使用されるようになり、
ゴミの量が大幅に増えました。

 

私の子どもの頃は、(田舎の離島です)
小さな島だったので、ゴミ収集はなかったように記憶しています。
生ゴミは、全て豚の餌になっていました。
豚を飼っている人がエサ用に毎日回収にきていました。
生ゴミは、豚ガンガン(一斗缶)なるものに入れていました。
燃えるゴミは、五右衛門風呂の焚きつけにしたり、
野焼きしたりしていました。

 

 

まとめ

ゴミ捨てにかかる費用(指定ゴミ袋)には、
各地でかなりの差があるようです。
ゴミ捨てにかかる費用は税金で賄えないものでしょうか?

全体的に、ゴミの量が減ると、
新しい焼却炉の建設費用などが減って、
ゴミを捨てるのにお金がかからなくなるのでしょうか?
いずれにしても、環境のためにも、
出来るだけゴミを減らすにこしたことはないですね。

食品ロスを出さない(食べ残さない)、
リサイクルできるものはリサイクルに回す
余分なものは買わないなど
ちょっと心掛けるだけでも、
ゴミの量は減らせると思います。

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