暮らし

実は温暖化よりも寒冷化のほうが怖い!食料不足、飢餓、氷河期入口

過去に何が起きたのか?
これから何が起こるのか?
歴史は繰り返す・・・

人類と気候の10万年史(オーディオブック版)概要・感想

人類は誕生してから20万年、激変する気候激変の時代を生き延びてきた。
人類は、たいへんな時代を生きてきた!



”人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか” 概要

■氷期と間氷期が繰り返す中、人類誕生以来、その歴史の大半は氷期だった。
■現代の温暖化予想は100年で最大5℃の上昇だが、今から1万1600年前、わずか数年で7℃にも及ぶ温暖化が起きていた。
■東京がモスクワになるような、今より10℃も気温が低下した寒冷化の時代が繰り返し訪れていた。
■温暖化と寒冷化のあいだで、海面水位は100メートル以上も変動した。
■平均気温が毎年激しく変わるほどの異常気象が何百年も続く時代があった。

年稿

年縞(ねんこう、英: varve)とは?

長い年月の間、湖沼などの底に堆積した土などの層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物のこと。

■1年に1枚づつ形成される地層
■1年ごとに復元出来る
■過去に起こった気候変動を知ることが出来る
■過去に起こったことは未来にもいつか起こる
■未来予測が出来る(スピードやメカニズムの解析)

水月湖に堆積する「年縞」

何万年も前の出来事を年輪のように1年刻みで記録した地層で、
現在、年代測定の世界標準となっている。
その水月湖の年縞が明らかにしたのが、現代の温暖化を遥かにしのぐ「激変する気候」だった。

■水月湖の年稿は、45メートルある
■7万年以上過去の気候が分かる
■正確な目盛り

これまでの地球の気候で何が起こったか知るには?

■長い視野で見方が全く変わる
10年単位➡まだ見聞き出来る
1000年単位➡地球の歴史の中では一瞬
10万年、100万年➡とんでもないことが起こる

■現代は穏やかで暮らしやすい時代である

 

気候の歴史

過去地球は
温暖な時代と極寒の時代を繰り返してきた。

人類が誕生してからも
海面は100メートル上下を繰り返してきた

氷期には、鹿児島が今の札幌のようだった。

今後100年間で、気温が数℃~5℃上昇すると
東京が奄美大島の気候になる。

過去5億年の気候史

異常気象というが、正常な気象とは?
地球の気候は絶えず変化し続けている。

■1億年前➡今よりはるかに暖かく、氷床が残っていなかった。
人類はまだいない
恐竜の時代

■2億7千年前➡今より10℃近く気温が高かった

■温暖な気候には限度がある(海が沸騰するような状態まではいかない)
負のフィードバック

■地球の寒冷化は暴走することがある
・スノーボールアース(全球凍結)
地表が氷に覆われると、寒冷化が加速する

➡地球全体が凍り付いてしまったことが過去に起こり、
そうなると、全ての生物は死に絶える。

■寒冷化からの脱出を手助けしたのは、火山活動だった。

10万年ごとに繰り返す氷期

■10万年周期で温暖化は繰り返される
■地球の歴史からみると、300万年前から寒冷化に向かっている。
■500万年前には氷河はなかった(南極にも、北極にも)

 

地球と太陽の位置関係が気候に影響する

■ケプラーの法則
地球の軌道は円と(氷期
だ円を(温暖期
10万年周期で、繰り返している。

 

■ミランコビッチ理論
・地球の公転軌道の離心率の周期的変化、
・自転軸の傾きの周期的変化、
・自転軸の歳差運動という3つの要因により、
日射量が変動する周期である

 

■2度あることは、3度ある(周期モデル)
気候は繰り返す
氷期は何度も繰り返した
未来にも氷期はやってくる。

■現代は温暖期のピークを過ぎている
■本物の氷期がくれば誰も生き残れない
■地球はほどなく氷期に突入する(氷期の入口に立っている)

■温暖化は行き止まりがあり
寒冷化は、加速する(寒冷化の方が深刻)

■1970年から気温が上昇しているが
人間の経済活動は、寒冷化を少し先延ばしにしているかもしれない。

■突然の温暖化は、経済活動がなかった過去にも起こっている

・東京が那覇になるような気候変動で、
・海面が20メートル上昇した。

”人類と気候の10万年史” 著者

■中川 毅 (ナカガワ タケシ)

■立命館大学 総合科学技術研究機構 古気候学研究センター 教授

インタビュー記事(水月湖から何を知ることが出来るのか?)



ミニ氷河期に突入か?

■2030年に太陽が「眠り」、気温が急激に低下するかもしれないと科学者が懸念を表明(英研究)

■2030年までに小氷期入りする確率は97%
(ロシア科学アカデミー発表)

その状態は、中世における小氷期中頃の寒冷期の遠因とされる、370年前のマウンダー極小期のものと同じであるらしい。

■マウンダー極小期
(1645~1715年に起きた、太陽の黒点が激減した期間)

太陽活動は著しく低下し、
普段なら凍ることのない河川が凍結し、
雪原の雪が年間を通して残るなど、
地球の気候に大きな影響を与えた。
テムズ川ではロンドン橋付近が凍結

当時の資料によると、
テムズ川やオランダの運河・河川では一冬の間完全に凍結する光景が頻繁に見られ、
飢饉が頻繁に発生するようになり(1315年には150万人もの餓死者を記録)、
疾病による死者も増加。

アイスランドの人口は半分に減少し、
グリーンランドのヴァイキング植民地は全滅。

日本においても東日本を中心にたびたび飢饉が発生したと伝えられている。
そして、これが70年も続いた。

出典
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52201412/?p=2
https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201811_post_18738/

温暖化より寒冷化のほうが恐ろしい…?

『文明活動が生み出す温室効果ガスがなければ
間近に迫る氷河期入りを止められない』

最終氷河期のピークは2万2000〜2万3000年前で
今より年間平均気温は7度ほど低く、
北日本の山岳部と北海道は永久凍土に覆われ、
海面は120メーターも低かった。

縄文期は今以上に温暖で(年間平均気温で2度ほど高かった)、
海水面も地域によって今日より10メートル前後も高く、
関東では大宮台地まで海岸線が迫っていた。

周期的に、とっくに次の氷河期に入ってもおかしくないが、
それを食い止めているのが人類の文明活動が生み出す温室効果ガスだと
様々な分野の学者が指摘
している。
出典 マネー時代

 

寒冷化になると、まず、食料が消える

■寒冷化が進むと、農業も畜産業も破綻して現代文明は壊滅的打撃を受ける。
近年の異常気象は安定した温暖期から小氷期へ転ずる前兆と見るべきかもしれない。

■温暖化は環境を損ない海水面を数十センチ上昇させるかもしれないが、
それによって多数の犠牲者が出るわけでも現代文明が破綻するわけでもない。
飢饉によって数千万人が餓死し現代文明を破綻させるかも知れない
寒冷化の方が桁違いに恐ろしい

■寒冷期入りが現実となれば、工業化と消費依存が進んだ現代文明の薄い食料生産剰余と備蓄は1〜2年で尽き、飢餓が世界を蹂躙する。

■93年の冷夏では米の作況指数が74に急落して100万トンの政府備蓄が一瞬で吹き飛び、緊急輸入に頼る結果となったが、世界的な飢饉となったら輸入には頼れず、政府の米備蓄は一年で潰える

■2018年の主食用米の自給率は98%だったが小麦は12%しかなく、即蒸発してしまう。

■自給率が高い主食用米にしても、民間の流通在庫は2〜3週間分ほどしかないから、パニック的な買いだめが起きれば一時的には店頭から在庫が消えてしまう。

出典 マネー時代

コロナが長期化すると食料自給率が低い日本の食料は大丈夫か心配

 

映画 ”デイ・アフター・トゥモロー 2020”

<あらすじ>
突然の気候変動により、地球は新たな氷河期に突入した。気象学者の夫婦は、人類の滅亡を防ぐため必死に気象データを収集しようと力を尽くす。

世界規模で超低温のアイスストームが発生、地表のほとんどが雪と氷に閉ざされてしまった!
気象学者の夫婦は、嵐の影響を受けなかった台地を目指すが……。

新氷河期に突入した世界を舞台に、未来への希望に懸ける主人公たちの奮闘を綴った大災害パニック。
主人公の気象学者夫妻が、氷河期を終わらせるためではなく、氷河期の中で人類が生き延びるために必要な正しい観測データのために命を懸けるというのが新機軸。
凱旋門やピラミッドが凍り付くビジュアル、そして雪に閉ざされた中でのアクションが見どころ。

 

まとめ

温暖化、温暖化と騒がれていますけど、
実は、温暖な気候は、寒冷化に比べると、ずっと過ごしやすいということなんですね。

人間の経済活動が温暖化を招いたと言われて、何の疑いも持ちませんでしたけど
長い地球の歴史のなかでは、想像を絶するような、気候変動が何度も繰り返し行われてきたようです。

地球規模、宇宙規模の長い長い歴史からみれば、
人間の活動なんてちっぽけなものかもしれません。

極寒の中では、誰も生き残れないのは容易に想像がつきます。
凍り付いた大地では、まず食べ物が出来ないし
活動も制限されるし、病気にもかかりやすそうです。

夏と冬ではどちらが過ごしやすいかと問われれば、
私は、夏が過ごしやすいです。
暑い、暑いと文句ばかり言わずに、暑い夏に感謝です。