NHK文化講演会 2021年3月14日放送分
”賢い患者”になるためにの要点をまとめました。
病気になった時、あるいは今現在病気で病院に通っている方のための、
病院選びや、病院や医療スタッフとの付き合い方
薬局選び、セカンドオピニオン外来についての講演内容です。
なぜ賢い患者にならないといけないのか?
それは、究極に言うと自分の命を守る為で、
自分に知識があれば、医療事故に遭わないですむかもしれないし、
自分にとってベストな治療法を選択することが出来るかもしれません。
目次
病気になった時の病院の選び方
口コミ
ランキング本は鵜呑みにしない、手掛かりにはなる
検索窓に
都道府県名 医療機関 検索システム
と入れると検索しやすい
東京都 医療機関 検索システムで検索すると ↓
東京都福祉保健局のサイトがヒットしました。
これならスムーズに検索できそうです。
↓
賢い患者5つの定義
①病気は自分の持ち物であると自覚する
②自分がどのような医療を受けるか考える
③考えた結果は言語化して医療者に伝える
④治療を受けると決めたら医療者とコミュニケーションを取りながら治療に参加する
⑤一人で悩まない
セカンドオピニオン外来の特徴
・実際に診察や検査、治療はしてくれない
・最初に見てもらった医師からの
紹介状(診療情報提供書)+検査結果
を持って受付をする
セカンドオピニオン外来を受診するときの注意点
・電話で確認
・自分の病名に対応しているか?
・待ち時間
・費用と制限時間
・受付時に必要なもの
セカンドオピニオン外来は保険外なので高額
・30分で3万円+消費税
・1時間で4万円の病院もある
医薬分業(全国平均7割を超えている)
医薬分業(病院では処方箋のみもらい、薬は薬局で受け取る)は、
患者に負担が大きい
・病院と薬局両方に支払いが必要
・体調が悪い時、2ケ所を回らないといけない
きちんとした薬局を選ぶ
・重複処方を見つけてくれる
・薬が余ってしまう場合の、薬の飲み方の提案をしてくれる
薬局は1か所にまとめ、
薬歴管理をしっかりしてもらう
医師にかかる10ケ条
①伝えたいことはメモしておく
②対話の始まりはあいさつから
③よりよい関係づくりはあなたにも責任が
④自覚症状と病歴はあなたが伝える大切な情報
⑤これからの見通しを聞く
⑥その後の変化も伝える努力を
⑦大事なことはメモをとって確認
⑧納得できない時は何度でも質問を
⑨医療にも不確実なことや限界がある
⑩治療方法を決めるのはあなた自身