古いPCの処分って悩みますよね。
どうしていいのか分からないまま、放置してしまう人も多いのではないでしょうか？
時間がたてばたつほど、めんどくさくなってしまいます。
古いPCは、思い切って処分してすっきりしましょう！
その際、気をつけなければいけないことは、個人情報のデータ消去はしっかり行うことです。自分の個人情報なんてたいしたものは入っていないと思う人も、
クレジットカードの情報が盗まれると、思わぬ被害にあうかもしれません。
目次
PCの処分方法
PCの処分にはいろいろな方法があります。
| 宅配便による無料回収 | リネットジャパンリサイクル株式会社が、無料で宅配便による回収を行っています。 個人情報のデータ消去サービス有り（１台、3498円） ≫リネットジャパン |
|---|---|
| 自治体の小型家電の回収ボックスに投入する | ※投入口（25センチメートル×10センチメートル）に入る大きさのものに限ります。
個人情報データ削除は、自分で行う |
| メーカー回収 （PCリサイクルマークがあるもの） |
①廃棄したいパソコンのメーカーに回収を申し込む。 ②メーカーから「郵パック」による輸送伝票が郵送される。 ③パソコンを簡易包装し、「郵パック」の輸送伝票を貼って郵便局に持ち込むか、郵便局に自宅への回収を依頼する（料金はかかりません）。メーカーでは個人情報保護のため、データが入ったハードディスク部分は粉砕して再利用しませんが、データ漏洩の際の責任は負わないことになっています。心配な方は、事前にデータ消去を行ってください。 |
| メーカー回収 （PCリサイクルマークがないもの） |
①廃棄したいパソコンのメーカーに回収を申し込む。 ②メーカーから振込用紙が郵送される。 ③振込用紙で定められた方法（郵便局・コンビニエンスストアでの支払いや、クレジットカードでの支払い。パソコンメーカーによって異なります。）でリサイクル料金を支払う。 ④リサイクル料金の入金を確認したメーカーから「郵パック」による輸送伝票が郵送される。 ⑤パソコンを簡易包装し、「郵パック」の輸送伝票を貼って郵便局に持ち込むか、郵便局に自宅への回収を依頼する |
| その他 | 新しいPC購入の際に、購入した店に古いPCを引き取ってもらう方法もあります。 |
私は、今回リネットジャパンの回収を利用してみました。
PCの他に、処分に困っていた携帯電話も4台ほど一緒に出しましたが、
すべて無料でした。
回収申し込みの際、都合のいい日時を指定すると、佐川急便が回収に来てくれました。
その際、伝票も自分で書かずにすみました。
携帯電話のデータ消去は、無料ですが、
PCのデータ削除は、１台、3498円かかるので、
自分でデータ消去することにしました。
ハードディスクのデータ消去
ハードディスクのデータ消去方法は、専用のソフトを使ってやる方法と、
ハードディスクそのものを破壊する物理的破壊があります。
| 自分で消去 | ・専用のソフトを使う ・物理的破壊 |
|---|---|
| データ消去サービス | ・リネットジャパン（１台/3498円（税込） ・ブァッファロー 1台/ 3,300円（税込） |
| 店舗サービス | ・ソフマップ （1台 1480円～） ・ビックカメラ （1台 1020円） |
自分の住む地域に、ソフマップやビックカメラの店舗があれば、
一番安くて確実ですけど、全国にあるわけではありません。
自分で物理的破壊
データの消去ソフトで、データを消去しても、
場合によっては、データの復元が可能な場合があるようです。
また、専門業者に依頼しても、データ流出事件は実際に存在します。
一番確実なデータの消去方法は、店舗に行って目の前で物理破壊してもらうか、
自分で物理的破壊するかのどちらかではないでしょうか？
でも、自分で物理的破壊をすると、専用の工具が必要だったり、
思わぬけがをしてしまうかもしれません。
特にドリルで穴をあけるのは、ちょっと難しい印象を持ちました。
かなづちでたたく方法が簡単なように思いました。
かなづちなら、１００均でも手に入りますしね。
HDDを取り出すところまでは、普通に家にあるプラスドライバーで簡単に取り出せましたが、HDDの分解は専用の精密ドライバーが必要になります。
かなづちのとがった部分でたたく方法
ハードディスク水没でデータは消えるの？
水没しただけでは、データの復旧は出来ます。
でも、かなりの技術と費用がかかります。
悪用したいためのデータ復元に、そこまでの手間と費用をかけるとは考えにくいでしょう。
水没の場合、普通の水だけよりも、塩や砂糖が含まれている水の方が、より復旧が困難になるようです。
≫災害で水没した泥まみれのHDDからデータを取りだせるのか？
ハードディスクのデータ未削除は何が危険？
データ削除をしないまま廃棄したハードディスクから個人情報が漏れてしまうと
・迷惑メールがくる
・怪しい電話がかかってくる
・商品の購入履歴情報から、それを利用した詐欺や架空請求をされる
・脅迫やストーカーの被害にあう
・クレジットカードの情報を盗まれ、金銭的被害に遭う
ハードディスクデータ流出事件
ハードディスクのデータ削除を、専門の業者に依頼したのに、
その業者の社員が勝手に持ち出し、転売し情報が流出した事件が実際に起きました。
神奈川HDD流出、元社員に懲役2年求刑 検察「悪質」
神奈川県庁で使われていたハードディスク（HDD）の個人情報が消去されないまま外部に流出した事件で、窃盗罪に問われた処分請負会社「ブロードリンク」元社員・高橋雄一被告（51）の公判が11日、東京地裁であった。検察側は「転売目的で流出させており、犯行は悪質で結果も重大だ」などとして懲役2年を求刑した。
検察によると、高橋被告が同社の本部テクニカルセンター（東京都大田区）で中古HDDのデータを消去して処分し、消せないものは破壊する担当をしていた。論告では2018年6月～昨年12月、神奈川県のHDD18個を含む計51個の記録媒体（約9万8千円相当）を盗んだと指摘した。
個人情報が十分に消去されていない県のHDDがネットオークションで転売され、県庁に情報が寄せられて犯行が発覚した。
≫朝日新聞 デジタル
こういう事件が起こるのならば、お金を出して専門業者に依頼しても100％安心はできませんね。
一番いい方法は、自分で確実に物理的破壊するか、
目の前で穴を開けてくれる店舗でやってもらうかのどちらかが
確実ではないでしょうか。
まとめ
これまでPCを処分する際、データ消去のことまでは考えずに処分していました。
PCの電源が入らないものや、立ち上がらないものなど、データ流出の心配はないと考えていましたが、それなりの知識がある人ならば、いくらでも悪用することが出来ます。
ハードディスクのデータ削除にはお金か、労力かのどちらかがかかります。
自分の廃棄したハードディスクが悪用される確率ってどれくらいなんでしょうかね？
