暮らし

日本でも病気で働けない人は餓死のリスクがあるのか?

新型コロナウイルスのニュースの陰に隠れていますが、
日々、その他のニュースもありますね。
その中で、57才と24才の親子の餓死ニュースがありました。
57才の女性は、持病があり両足が不自由だったそうです。

病気で働けないと収入がなくなる。
収入がなくなると、生活に困窮する。
生活が困窮すると、食べるものがなくなる。
食べるものがなくなると、究極餓死するということになります。
日本では、生活保護申請のハードルが高く
他人事ではなく誰もが可能性がある問題だと思います。

57歳母親と24歳息子の遺体を集合住宅で発見 病死や餓死の可能性も(大阪・八尾市)

大阪府八尾市の集合住宅で、住人の57歳の女性とその息子が、部屋の中で死亡しているのが見つかりました。

22日、午後0時前、八尾市末広町の集合住宅で住人の古賀香代子さん(57)と息子の森田幹雄さん(24)が死亡しているのを、古賀さんのケアマネージャーが発見しました。目立った外傷はなく、部屋の水道やガスが止まっていて、警察は、病死や餓死の可能性があるとみて調べています。
https://www.various-events.com/2020/02/23/kogakayokomoritamikiogasi/

まず、私が疑問に思ったのは、

ケアマネさんが関わっているなら、家事援助などの介護サービスは受けていなかったのか?
それと、24歳の息子さんの存在です。何か事情があって働けなかったのか?ということです。
事情は分かりませんが、両足が不自由で、ケアマネさんとも関わっている、生活保護も受給しているのになぜ餓死?という疑問がぬぐいされません。
死ななくてもいい方法はなかったのでしょうか?
それとも、親子で生きることを諦めた結果のことなのでしょうか?
生活保護を受けているにも関わらず、受け取りに行かなかったのか?それとも行けなかったのか?
生活保護費は振り込みではないのか?
いろいろと謎ですね。

生活困窮による日本の餓死者数は?

事件にまでならなくても、日本で餓死した人は他にもいるようです。
また、餓死とまでいかなくても、節約のために、食料の購入を抑えている人はかなりいるかもしれませんね。

過去の生活困窮による餓死事件

発生年 場所 事件名称 概要
2006年2月 京都 母親殺害事件 認知症の母(86歳)の介護と貧困に追い詰められた無職の男性(54歳)が心中を図り、母親を殺害。男性は行政に相談していたが、生活保護について十分な説明を受けていなかった。
2006年5月 北九州 門司区餓死事件 市営住宅に住む障害者の男性(56歳)が、役所に生活保護の申請書を交付してもらえず餓死。前年にはライフラインが止められており、栄養失調で病院に搬送されていた。
2006年7月 秋田 練炭自殺事件 強い睡眠障害で働けず車上生活を送っていた男性(37歳)が2回生活保護を申請するも却下。「俺が犠牲になって福祉をよくしたい」と市役所の駐車場に停めた車中で練炭自殺。
2007年7月 北九州 「おにぎり食べたい」餓死事件 生活保護を打ち切られた元タクシー運転手(52歳)が直後に餓死。「(辞退届を)書かされ、印まで押させ、自立指導したんか」「おにぎり食べたい」などと日記に書き残していた。
2009年6月 北九州 男性孤立死事件 生活保護の相談に訪れた無職男性(39歳)に対して、福祉事務所が「健康状態は良好」と判断し仕事探しをするよう説得。申請できなかった男性はその後に孤立死した。
2012年1月 札幌 姉妹孤立死事件 失業中の姉(42歳)と知的障害のある妹(40歳)がガスも電気も止められたマンションの一室で病死・凍死。姉は3度も生活保護の相談に行っていたが、申請ができなかった

<出典>https://nikkan-spa.jp/231223

貯蓄が底をついたら?

日本の平均貯蓄額は?

一人暮らしで、病気などの理由で働けない状態になったとき、頼れるものは貯蓄ですが、日本人の平均貯蓄額ってどれくらいでしょう?

統計によると、2019年の平均貯蓄額は
2人以上世帯は1139万円、
シングルは645万円
ということです。

いくら貯蓄があれば、安心して生活できるのかは人それぞれの考え方によると思いますが、
やはり貯蓄額は多ければ多いほど、安心できます。

貯蓄が底をついたら、生活保護の申請は受けられるのか?

地域や状況、担当者にもよるみたいですけど、残念ながら、生活保護受給へのハードルは高いようです。
病気があっても、若い人なら仕事を探すように促されるようですし、何より役所の窓口という所は、とっても嫌な思いをする人が多いようです。
一度嫌な思いをしたら、まともな感情をもっている人なら二度と行きたくないと思ってしまう人も多いようです。
役所に行くだけでもすごく勇気がいるのに、そこで自尊心を深く傷つけられたら、もう立ち直れなくなるどころか、死にたい気持ちにもなりそうですね。
もう少し、役所の窓口対応の仕方も変えていって欲しいものですね。

まとめ

今は安定した生活を送っている人でも、人生何が起こるか分かりません。
何かのきっかけで、転落してしまう人生もあるかもしれません。
誰もが、何があっても安心して生活できる社会を作っていくことは、重要なことですけど、残念ながら今の日本では、不安要素ばかりがてんこ盛りです。
福祉や、介護業界の疲弊、年金問題などなど・・・・税金がどのような使われ方をされているのか?も疑問だし。
なんとか、弱者が安心して暮らせる世の中になってほしいものです。