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【故人の通帳どうしたらいい?】30万円以下だと簡易手続きで引き出せます!

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8年前に亡くなった夫の通帳の一部をそのまま放置していました。
残高が少額だったので、解約するのがめんどくさくってそのままになっていました。

地元の銀行が合併するのに伴って、
通帳を数冊作りかえる必要があったので、
ついでに、故人の通帳が解約できないか尋ねてみました。

故人の通帳は、相続になるので、
いくら残金が少額でも、
相続手続きが必要だということでした。

ただし、30万以下の場合は、簡易手続きになるそうで、
相続人全員の印鑑は不要で、
代表者1人のみの実印と印鑑証明、
死亡と相続関係が分かる書類(戸籍謄本)があれば、
解約後引き出し出来るということでした。

また 今回銀行に行って、
故人の全銀行口座を調べてもらったところ
ネット上の銀行に1万円ほど入っていました。
これは、私の知らないお金でした。

故人の銀行口座をそのままにしている方の参考になればと思い、
故人の銀行預金の解約・引き出し方をまとめました。
また 家族の知らない口座がある可能性もあるので、
故人の口座を放置している方は、
きちんとしておいたほうがいいかと思います。

故人の口座をそのままにしておく理由

故人の通帳を放置しておく原因としては、
やはりめんどくさいというのが本音ではないでしょうか?
気にはなりながらも、いつのまにか時間だけが過ぎていたという
ことになっている方が多いのではないかと思います。

故人の口座をそのままにしておく理由
・めんどくさい
・残金が少額
・故人しかおろせないという思い込み
・手続きがややこしそう
・相続争いに巻き込まれたくない

 

故人の口座を放置しておくと何が不都合?


故人の口座が少額の場合、
解約にかかる労力や費用を考えると
そのままにしておいたほうがいいのでは?と考えがちですが
放置していると下記のような不都合が考えられます。

①口座管理手数料が発生する

各銀行の取り決めによって違いがありますが
りそな銀行では、2年以上入出金のない口座には、
毎年1,320円(税込)の口座管理手数料がかかります。

この手数料を徴収していき、
残高が手数料より少なくなった時点で、口座は解約されます。

②家族の知らない口座があるかもしれない

・故人の口座がどこの金融機関にあるのかがすでに分かっている場合には、
その金融機関で調べてもらう。

・ネット上に口座がある場合、故人しか把握していないこともあります。
故人の遺品(PCなど)や、日記などの記録から、
ネット口座の存在が分かることもあります。

③故人のこの世での立場が中途半端なものになってしまう。

この世を去ったのに、銀行口座と名義だけがいつまでも
中途半端にこの世に存在するのは、
故人も気がかりに思うのではないでしょうか?
人生が終わったことのけじめとして、
きちんと解約してあげたほうがいいのではないでしょうか。

たとえ、口座の残金が少額で、
手間と費用が発生することになっても、
きちんと解約手続きをすることで。
残された家族もスッキリします。

 

故人の預金残高が少額の場合の解約・引き出し手続き方法

銀行によって、取り決めに違いがあるかもしれませんが、
私の場合、地方銀行2ケ所を回った結果
故人の口座30万以下の解約・引き出しは、
簡易相続手続きが出来るということでした。
死後8年が経過していたことも関係があるかもしれませんが。

簡易手続きに必要な書類


①故人の除籍謄本、戸籍謄本(出生から死亡までの連続したもの)
②相続人との関係が分かる書類(血縁関であれば戸籍謄本で分かる)
③印鑑証明

・その他(運転免許証などの身分証明書、実印)

簡易手続きの場合上記の書類が揃えば、
簡単に手続きすることが出来ます。
戸籍謄本と印鑑証明は、コピーをとって、返却してもらえるので
複数の銀行で使いまわし出来ます。

あとは、銀行独自の書類に必要事項を記入して、
実印を押します。

簡易手続きに必要な費用

・戸籍謄本(除籍謄本) 450円
・印鑑証明書 300円
・書類をとりに行く交通費

実印を持っていないという方は、
実印を作って、登録するところから始めないといけないでしょうね。

実印を作るタイミングは人それぞれですが、
急に必要になることもあるので、
実印は持っていた方がいいのではないかと思います。
結婚して姓が変わると、実印は作り直しになります。

 

手続き後どれくらいで、解約・引き出しできる?

基本は、振り込みになります。
A銀行は、手続きから2週間後くらいに、口座振り込みされていました。

B銀行は、その銀行に相続人の口座がなくて、
残金が少額だったので、その場で受け取れました。
ただし、時間はかかりました。

 

故人の口座が凍結されるタイミングは?


故人の口座が凍結されるタイミングは、
銀行が、その人の死亡の情報を入手した時点で凍結されるということです。

死亡届を出しても、その情報が銀行にいくわけではありません。
たいていは、葬儀費用を引き出すために、
銀行の窓口に行き、そこで銀行が死亡情報を知るという流れのようです。
だから、わざわざ銀行に言わなければ分からないわけです。

有名人や大きな会社の経営者など、大々的に報道がなされれば、
銀行も死亡の情報を得ますが、
その場合も、口座凍結する前には必ず家族に確認をとってからの、
口座凍結になるようです。

 

故人の口座の残高が大きい場合

故人の口座に多額の預金が残っている場合の、
手続きは少したいへんになってきます。

相続者全員の印鑑が必要になるため、
スムーズに印鑑を押してくれない相続者や
連絡が取れない相続者も出てくるかもしれません。

また、遺言書が有るか無いかでも違ってくるようです。

故人の口座残高が大きい場合は、
弁護士に依頼することになるのかもしれませんね。

 

まとめ

今回 無事故人の口座の解約が出来て、スッキリしました。
気にはなっていたのですが、なかなか行動に移すことが出来ませんでした。

解約のきっかけは、地元銀行の合併による通帳の作り替えだったのですが、
自分の知らない口座の存在があり、思わぬ収穫がありました。

故人の口座をそのまま放置しているっていう方、
もしかしたら、思っているより簡単に手続きが出来るかもしれませんよ。
一度銀行に問い合わせてみたらいかがでしょう?

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