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室内環境について考える

 

□ 室内空気
          − 私たちを取り巻く大切な環境 −

空気は目に見えないものの、私たちの健康にとても大きな影響を及ぼしています。
環境汚染としての大気汚染、温暖化現象などといった外気の汚染についてもさることながら、一日の大半を過ごす建物や室内の空気の環境の良し悪しは、わたしたちの健康と安全にとって非常に重要です。

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□ 今の室内空気質は安全でしょうか?
          − 室内空気質の状態を調べる −

室内空気質の状態を図るひとつの指標として、室内空気中の化学物質濃度を測定する方法があります。
空気そのものは目で見ることができませんが、このような測定方法を利用することで、住空間の空気質が安全であるかどうかを『目で見えるカタチ』で判断することが出来ます。
室内空気測定で測る主な化学物質には、「ホルムアルデヒド」や「VOCs(トルエン、キシレン、スチレン、エチルベンゼン、パラジクロロベンゼンなど)」があります。

また、化学物質の室内空気濃度を採取する代表的な方法として、『アクティブ法』や『パッシブ法』といった採取方法があります。
※室内空気測定について詳しい情報をご希望の方はお問合わせください。


ホルムアルデヒドによる主な毒性障害や健康障害には次のようなものがあります。
 ・・・目の痛み、喉の痛み、頭痛、嗅覚の鈍化 など
VOCs による主な毒性障害や健康影響には次のようなものがあります。
 
  • トルエン・・・疲労、めまい、体力減退、不眠、呼吸器疾患の悪化(特に喘息)
  • キシレン・・・目、鼻、喉を刺激し、バランス感覚を失わせる
  • スチレン・・・粘膜の炎症、中枢神経抑制作用
  • エチルベンゼン・・・目や皮膚への刺激、咳、めまい、皮膚の乾燥、皮膚炎
  • パラジクロロベンゼン・・・めまい、頭痛、腎炎、発がん性もあり
厚生労働省は、室内空気汚染の低減化を促進し、快適で健康的な室内空間を確保することを目的に、ホルムアルデヒド、および揮発性有機化合物(VOCs)に対して室内濃度指針値を設定しています。

◆ 厚生労働省のガイドライン一部抜粋

揮発性有機化合物発生源室内濃度指針値
ホルムアルデヒド合板、接着剤、防かび剤0.08ppm
(100μg/m³)
トルエン油性ラッカー、塗料、接着剤0.07ppm
(260μg/m³)
キシレン塗料、芳香剤、接着剤、油性ペイント0.20ppm
(870μg/m³)
パラジクロロベンゼン防虫剤、防臭剤0.04ppm
(240μg/m³)
エチルベンゼン塗料、接着剤0.88ppm
(3800μg/m³)
スチレン断熱材、畳、接着剤0.05ppm
(220μg/m³)

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□ 建材、家具からの影響を調べる

室内空気に影響する化学物質の大きな発生源として、住宅の建築に使用する建築材料や、家具などがあります。
建築に使用する建築材料については、建築基準法などによりさまざまな規制が実施されていますが、建築材料と一言で言ってもその種類は多岐にわたります(例:合板、木質系フローリング、構造用パネル、集成材、接着剤、緩衝材、断熱材、塗料etc)。さまざまな材料の組み合わせによる室内空気への影響は、建築前の規制による予測を超える場合があります。
また、入居後に運び込まれる家具などの影響も計り知れません。家具の仕上げに使用した塗料や接着剤の影響からシックハウス症候群の症状が発生するケースも意外に多いのです。

建材や家具などからの揮発性有機化合物の濃度を測定することができます。

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□ アレルゲンを調べる

室内環境においてアレルギーを引き起こす原因としてのアレルゲンとしてよく知られるものに、カビやダニといったものがあります。
病院でハウスダストアレルギーなどの診断を受けた人の中には、カビやダニ、害虫などの影響を怖れて防湿材や防虫剤などを多様するケースも見られます。
しかし実際には、カビやダニ、虫そのもの以上に、これらの日常生活用品から発生する化学物質の影響をより多く受け、症状の悪化を招いているケースもあります。
室内環境の状態をよく知るために、これらのアレルゲンや虫がどの程度室内に存在するのか、その実態を調べることができます。

◆ カビ調査
目に見えて発生しているカビの種類を詳しく調べ、衣食住や健康への被害を判定します。
◆ ダニ調査
アレルギーやアトピー性皮膚炎の原因となるチリダニ類などの調査をします。
◆ 昆虫同定
住宅内外や衣類に被害を与える昆虫の種類を調べます。

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□ 室内環境に影響を及ぼす
          − 周辺環境について調べる −

住宅に限らず、空気汚染の原因はあらゆるところにあります。工場、発電所などの付近では石油や石炭などの化石燃料の燃焼により排出される硫黄酸化物などの影響、幹線道路などの付近では自動車の排気ガスの影響などが強く、近隣の住宅地においては新鮮な外気の取り込みのための換気が悪影響を及ぼしてしまうということはよく知られています。

また、農薬散布は農地だけではありません。学校や公共施設などでは植樹部分を広く取るため、除虫剤や除草剤などを多く使用する場合があります。

室内空気環境の状態を知る上で、住宅周辺の環境をよく知ることは大切です。

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□ 家屋の状態を調べる

住宅の建築にも、時代ごとの流行があります。現在では使用建材についての監視の目も厳しくなっていますが、化学物質を多用した時代もあるのが現実です。新築やリフォームの年代ごとの特徴を知ることも、室内空気質の状態を知る上では役に立ちます。

◆ 住まいの悪循環−戦後の家づくりの流れ

日本の気候〜温帯モンスーン地帯 : 夏 高温多湿 冬 低温低湿
木材腐朽菌・カビなどの細菌類、ダニ、シロアリ

化学物質による対応

省エネルギー対策(石油ショックによる)

日本住宅の変化
(高気密・高断熱、設備中心、規格化・均一化、機械化、簡便性など)

換気の悪さ、換気対策の無知

結露、水滴

木材腐朽菌・カビなどの細菌類、ダニ、シロアリ

アレルギー、アトピー、喘息

新建材の多様化
室内汚染起因化学物質による対応

室内空間の空気質の悪化

アレルギー、アトピー、喘息の悪化
シックハウス症候群、化学物質過敏症などの増加


【参考】
1960年代よりアトピー、花粉症の症状が出始める
1963年初のスギ花粉症患者発見、現在に至る
1970年前後農薬を建築材料に使い始めた

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